育児しない夫に愛薄れ=ストレス、
妻に偏重-長時間労働が障害に・ベネッセ調査 2月7日6時10分配信 時事通信
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ニュースの内容
子育てのストレスは妻に偏り、手を貸さない夫に愛も薄れる-。
ベネッセコーポレーション(岡山市)の調査で、
仕事が忙しく育児に参加できない夫に対し、
妻がいらいらを募らせている実態が浮かび上がった。
2006-08年、夫婦401組を対象に妊娠期と子供が1歳になる前、
生活や意識の変化などについて書面、面接で調査した。
この結果、夜泣きや自分の時間が確保できないなど、
子育て生活で感じるストレス12項目すべてで妻が夫を上回った。
「配偶者といると本当に愛していると実感する」
と回答した妻は、
妊娠期は71.3%だったが、
0歳児期には41.6%と29.7ポイントも急落。
夫の減少幅(11.8ポイント)を大きく上回った。
愛情が低下しなかった妻の80.5%は
「夫が家族と一緒に過ごす時間を努力してつくっている」
と感じていた。
一方、夫の側は46.6%が
「仕事が忙しすぎて、子供と過ごす時間が少ない」と回答。
就労時間が1日11時間未満の夫の39.4%が
「子育てに自信が持てるようになった」としたのに対し、
11時間以上では27.8%にとどまり、
就労時間が育児に与える影響の大きさがうかがえた。
子育てに自信がない夫の56.3%は
「仕事と家庭のバランスに不満足」とも回答した。
同社は「子育て支援策を考える上で、夫の就労時間や
ワークライフバランス(仕事と生活の調和)が
重要な課題といえる」としている。
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「子供が欲しい」という若い男の子が増えた。
そんな声を聞くたびに、失礼ながら
子供が生まれたら、友だちとの飲み会に行くのを、
奥さんから「やめて」と言われたり、
「出かけないで、子供の面倒をみて」と言われることがあるのを、
結婚願望の強い男性は、わかっているのかな? …と思う。
夫婦が子供が生まれても独身の頃のように自由にしていられるのは、
妻の親がすぐ近くに住んでいて、子供を預かってくれるようなケースだろう。
そういう環境下でないのに、
夫だけが独身の頃のように自由にしていると、
妻はこう言うだろう。
「私たち二人の子供なのに、どうして私ばっかり面倒をみなければならないの」。
母親がモヤモヤした精神状態に陥ると、
子供は敏感で、母親の苦しみや寂しさを無意識に察知するのだ
「きょうは、俺が一日子供をみてやるから、
自由にしていいよ。遊びに行っておいで」
と夫が提案したとしよう。
休日に一日中、子供の面倒をみながら家事をするとわかるが、
それはもう重労働だ。
子供をあやしながら、掃除、食事のしたく、洗濯、etc
母親が365日休みなくやっていることなのだが…。
これを普段やってない男性は、
たった1日で、ギブアップすることは間違いないだろう。
ただでさえ、子供は母親にベタベタ寄って来る。
そんな育児のストレスは半端じゃない。が、息抜きの時間など充分取れない。
夫が、やれ飲み会だ、やれゴルフ、釣りだと、
休日の度に外へ出かけたらどうだろう?
女性は、「結婚なんてつまんない」「子供なんて作るんじゃなかった」
と思うかもしれない?
『育児しない夫に愛薄れ~~~』
愛が薄れると、やがて離婚へ…。
"でき婚"のカップルに離婚が多いと聞いたことがある。
決して独身者のように、自由でいたいとか、遊びたいわけでもなく、
仕事が忙しくて(労働時間が長くて)、
家事や育児には協力できなという男性もいる。
それはそれで非常に胸がつまる。
特に今は人員削減で一人当たりの仕事量が増えているだろうし…。
この不況下で、さまざまな難しい問題はあるが、
日頃からお互いを労わり、家事や育児を分担する習慣をつけて、
愛溢れる家庭を築いて欲しいと、ただただ願うばかりだ。