- スカーレット (1) (新潮文庫)/アレクサンドラ・リプリー
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長いことかかってしまいましたが、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ 』の続編アレクサンドラ・リプリーの『スカーレット』を読みました。
新潮文庫で、全4巻。
既に絶版になっていますが、結構どこのブックオフでも100円で売られています。
私もそれで買いました^^
- スカーレット/アレクサンドラ リプリー
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ちなみに、こんな風に1冊になったのもありますよー。
こちらもブックオフでよく見かけます。
初めて読んだのは、忘れもしない、高校3年の頃。
『スカーレット』の第4巻を読み終わったのが、高3の1月1日の夜でした。
その年初めて読み終わった本。
号泣したのです・・・・・・(笑)
続編を書いているのは『風と共に去りぬ』と違う人なのですが
かなり似てます。
同じ人が書いているように思えます。
原書は読んだことがないので本当のところは分からないのだけど、翻訳をした森瑤子氏も素晴らしいのでしょう。
こればかりはあまりあらすじを書いちゃいけないので書きませんが、
新潮文庫の裏表紙には、いつものごとくネタバレがありますので
読まない方がいいです。ええ。
あれは本当にどうにかならないのでしょうか。
新潮酷いよね(苦笑)
スカーレットは、アイルランドへ行きます。
当時、イギリスによるアイルランド迫害史など全く知らなかったため衝撃的でした。
それからアイルランドに興味を持ちだしたから、そういう意味でもかけがえのない本・・・。
ようやくレットを心の底から愛していることに気付いたスカーレット。
しかし、時、既に遅し・・・・・。
(これは『風邪と共に去りぬ』の最後)
『スカーレット』では、彼への切ないまでの恋心が語られていて、泣けます。
スカーレットの自業自得だけどね。
でも、同様に苦しむレット。
その姿にも胸を打たれ・・・・・・。
『風と共に去りぬ』のスカーレットって、ものすごく魅力的なんだけど――
実際、ああいう女性が傍にいたら、お友達にはなれそうにもないじゃないですか。
女性には嫌われるよね、今でもああいう人って。
様々な経験を積んで、一回りも二回りも成長したスカーレット。
それでも、彼女にしか持てない、あの長所は健在。
学ぶのですよ。あのスカーレットが、ちゃんと!(涙)
なんかもう、それだけで泣けます。
今でも十分に若く、しかし大人の成熟した美しさと、強烈な個性と燃えるような心を兼ね揃えた上に、儚げで神秘的な憂いさをも併せ持ち――
一言で言うと、たまらなく魅力的な女性になっています。
私は何にも関係ないのに、自らの手で我が子を育て上げたような錯覚に陥ります(笑)
映画『風と共に去りぬ』は観たことあるけど、原作は読んだことない・・・・・・
って方で、この『スカーレット』を読むことは可能です。
特にストーリー自体には問題はないかな。
でも、やっぱり最終的には原作も読むべき。読まなきゃ損。
そして、しつこく言ってますが(笑)
『風と共に去りぬ』好きで、この『スカーレット』を読んでない人は絶対人生損してると思います。(きっぱり)
ドナルド・マッケイグの『レット・バトラー 』はまあ、そんなわざわざ読むもんでもありませんが
だいたい『スカーレット』は絶賛されてますもんねぇ。
この2作は、レポートでよく使わせていただいているというほかに
「つまらぬプライドは手遅れになる前に捨てる!」
という意味で、私の大事な恋愛バイブルです。
TVドラマ化していて、昔はNHK BSでも放送されていたりしたらしいのですが
今はさっぱり・・・・・・ですね~~。
DVD化していないのが非常に残念です。
ビデオだと手に入りますが、今からビデオを購入しようとは思えません↓
今からでも映画化しないかなぁ。
それにしても、最近良い本にばかり巡り合っていて、
本読むのが楽しくってたまらない
(まあ、常にそうだけどね!)
ブログの本レビューアップ数が多くなっているのは、そのためです^^