- 恋する世界文学 (集英社文庫)/佐藤 真由美
- ¥500
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世界文学においての恋愛を取り上げる・・・・・・といった感じの本です。
載っているのは
カポーティ『ティファニーで朝食を』
アベ・プレヴォ『マノン・レスコー』
オースティン『高慢と偏見』
コレット『シェリ』
サガン『ブラームスはお好き』
ラクロ『危険な関係』
モーパッサン『女の一生』
コンスタン『アドルフ』
モーム『月と六ペンス』
ナボコフ『ロリータ』
スタンダール『赤と黒』
ヘミングウェイ『武器よさらば』
エミリ・ブロンテ『嵐が丘』
チェーホフ『奥さんは小犬を連れて』
トルストイ『アンナ・カレーニナ』
の15作です。 既読作品は下線を引いてあるもので、9作品でした。
うーん、フランス文学の割合高いですね~~。
アメリカ、どうした(笑)
いや、気持ちはわかるけどねっっ!!
この本は
「世界文学案内の本を読んでみたら難しく感じたから、もうちょっと軽いものがあるといいのに」
ということで出来た本だからしょうがないんだけど・・・・・
結構浅いかな、という印象です。
作品ごとに分量も全然違うしね。
もぉぉぉちょっと突っ込んで欲しかったかな?
といっても専門書並みにしろとかいうんじゃなくて
「そう、そうなのよ!だから~~~なんだよね! わかるわかる!!!!!」
と激しく頷きながら同意して勝手に興奮したり(笑)
「そうか~・・・こういう見方があるんだ~・・・・」
という何れかの感想を無意識に求めてしまっているんだと思われます。
そういえば、意外とこういった軽く読めるような本で
恋愛から見た文学、というような本はあまりないかもしれません。
- 悪女入門 ファム・ファタル恋愛論 (講談社現代新書)/鹿島 茂
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↑やっぱ、これかな。 レビュー
鹿島茂さんといえばかなり著名なフランス文学者だから、比較するのはおかしい・・・(佐藤さんは研究者ではないから)
のだけれど、個人的にはこちらのほうが断然良かったなと思います。うん。
話を戻して、『恋する世界文学』です。
面白いところは、面白い。でも、正直つまらないなーという箇所も多かった。
どうしてもライトで、あらすじを追っていくものが多くて
引用が多過ぎることが原因??
面白いと感じたのは、これ。
- シェリ (岩波文庫)/コレット
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勝手に新潮文庫とかをイメージしてたけど、岩波なんですね。
今まで全く気にも留めていなかった作品です。
コレットねー、『青い麦』なかなか良かったもんな。
- 女の一生 (光文社古典新訳文庫)/ギィ・ド モーパッサン
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こちらは古典新訳文庫に入ったから、読もうと思っていたもの。
うん、やっぱり更に読みたくなりました☆
結論。
むしろ、読んでない作品のところの方が面白いかも。
個人的にかなり面白かった!!というわけではないけれど、安いし、かるーくさらっと読めるし、
まったく知識等は必要としないので良いかもしれません^^