ようやく・・・・!ようやく読破しました、ホメロスの『イリアス』!!

 結論から申しますと、感想もなにも・・・・ないです。いやぁ、だめですね。難しすぎ汗



 イリアス、イーリアス、ホメロス、ホメーロス等日本語表記にも色々ありますが、ここでは「イリアス」「ホメロス」にさせていただきます。

 文学やる上でのバイブルだと思ってる(読まない人も多いのかも)ホメロス

 少なくても、ギリシャ神話は必須。

 近代、現代小説には全くといっていいほど出てこないギリシャ神話ですが、私の専攻している分野には頻出だし、比喩表現にしょっちゅう使われるから知らないと話にならない。


 ・・・・と思って、強制的に独学で学び始めたギリシャ神話。

 これに、はまってしまったことは読者さんならご存知かな。


リンクイリアス トロイアで戦った英雄たちの物語 』 アレッサンドロ・バリッコ

 などや、阿刀田シリーズのホメロス関連、ギリシャ神話関連・・・もう、いったい何冊読んだ??

 軽く10冊は超えて読みましたが、それでも・・・・まだまだ勉強不足涙

 予想通り、ギリシャ神話を知らないと話にもならないけど・・・


 これ、どーーやったら読めるようになるの??

 誰か教えてください。


 でも私、今は夢中のシェイクスピアだって、小学生の頃から挑戦し続けて高校でようやく・・・・となったし、あと5,6年経ってから読んだら読めるようになるのかも。あきらめないもん。

 そのときには、是非『オデュッセイア』も読みたいです。

 


 

 『イリアス』と『オデュッセイア』は、トロイア戦争が舞台となっている作品ですので、

これ、現実には神話上の話でトロイア戦争なんてなかったと言われていたのですが、シュリーマンがトロイア・ミッケーナイ遺跡を発掘し現実にあったことだと認められたんですよね。いやぁ、スゴイよね。

 「トロイ」。私、こういうロード・オブ・ザ・リングとかライラ系統のアクション系?人が死ぬ感じの映画ってかなりニガテなのですが、観ておくべきなのか・・・汗


 

 西洋文学の濫觴と呼ばれるこの作品。小説じゃないですよ。戯曲じゃないです。

 小説なんて、出来たのごくごく最近です。

 一応英雄叙事詩というジャンルになっています。

 文学っていうのは、叙事詩epicから始まっています。

 日本初のヨーロッパ文学の翻訳はギリシャ文学の作品だったそうですよキラキラしかも、江戸時代以前だったとか。


 ギリシャ最古、最大の古典。

 いや、ヨーロッパ最古、最大の古典。


 それをあまり理解できなかったけど、読めただけでも良かったのかなぁ。



 ホメロスは盲目の吟遊詩人、とされることが多いです。

 いつ頃生きていたのか・・・は、かなりはっきりしていませんが、紀元前8世紀後半くらい??

 今よりも2600、700年くらい前だと考えればよいでしょうか。


 もともと、文字になっていたわけではなく口承で伝えられるものでした。

 よく言われるのが、日本で平家物語が琵琶法師によって伝えられたような感じ、といったもの。



  主人公は、オデュッセウス。

 『イリアス』は トロイア戦争10年目から、へクトールの葬儀まで。

 『オデュッセイア』は トロイア戦争終結後、オデュッセイアが放浪し、家に辿り着くまで。


 かなり有名な”トロイの木馬”は、この2つの作品には入っていません。


 なんだか、読後感がジョイスを読んだ後に似ているというか・・・ガクリ

 そういや、ジョイスの『ユリシーズ』も、『イリアス』のパロディって扱いになってたよね。


 ものすっごい疲れました。

 私が読んだのは出来る限り訳の新しそうな平凡社のものですが、それでもかなり難解でしたあせあせ



 関連書はかなり面白いんだけどなぁ・・・・。


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