最近トロイア戦争やら、ギリシャ神話関連の本を読みあさってます
始めはさーっぱり分からなかったギリシャ神話だけれど、さすがに5冊くらい読んでいけば分かるようになるものですね。
目指せ☆ホメロス!で頑張っていきたいと思います。
これで65冊目。
そんなにブログ更新してないじゃん!ってなりそうですが、3冊に1回くらいのペースでしか書いていなかったり・・・します。読書メーターは更新してるんですけどね。
これなら読める ホメロスの長編。
ホメロスが苦手、名前だけは聞いたことあるけど、自分にはちょっと・・・・。
って方にはホントおススメです。
↑のように、これなら読めます。1日もかからずに読めます。
アレッサンドロ・バリッコの名前を聞いたことのある方お1人くらいいらっしゃるんじゃないかな?
『海の上のピアニスト』の著者です。
この著者が、『イリアス』を劇場で朗読できたらどんなにいいか・・・と考え、生まれたのがこの本です。
全文を朗読しようとすると40時間かかる(!)ので、不可能。
そうなると、削るしかない。
でも、出来る限り原文のままがいい。要約はダメだ。
神々の出てくる場面を全面的に例外的に削除し、人間たちの物語を中心にした。
どうしても削除して次のシーンには繋がらない時は、補った。(その部分は太字になっているので、凄く分かりやすいです)
著者も説明していますが、語り手を時たま変えながらも1人称にしたのもとても効果的。すんなり『イリアス』の世界に入れるし、現実味も帯びてくる。
こういう類の本はどうしても要約になってしまいがちですが、要約じゃない、というところが一番の特徴ですね
アフィリエイトにはなかったので載せられませんでしたが、楠見千鶴子著の『運命を愛した女たち ギリシア神話を読む』もギリシャ神話の女性7人の運命に翻弄される部分を描いてあり、読みやすくて面白かったですよ^^
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