柘榴の受講日記 その16 | アカデメイアカレッジのスクールスタッフのブログ

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各占術についての考察や日常やゲームと占いとの関係性などきままに更新します

 みなさんこんにちは、アカデメイアカレッジスタッフの柘榴です。

 10月期も無事始まって、新規で入学した方も、引き続き受講して下さった方も新しい授業を受けていることと思います。

 実は、柘榴も久しぶりに授業を受けてたりしますキラキラ

 

 ということで、久しぶりの受講日記です。

 柘榴が受講している授業は、田口先生の「西洋神秘思想史~古代~」です。

 西洋史は日本では少数派で、こういう一般から見るとマニアックな講座はあまりなく、勉強したくてもできないことのほうが多いテーマです。

 元々西洋神秘思想を専門に教えて下さる先生の授業を受ける機会は、大学卒業後ではなかなかないですが、アカデメイアでは人数さえ集まれば開講します。


 今回は2回目の授業です。

 パンフレットに載っている学習テーマには、「ピュシス(自然)とコスモス(宇宙)」と書いてあります。

 授業内容としては、前回(1回目)の「神秘思想とは何か」の続きと補足から入りまして、「コスモス」という単語の説明で終わりました。


 と、このように書くとさらーっと流れるように解説を聞いている感じがしますが、内容はとっても濃いですビックリマーク


 まず講師の田口先生は、大学では語学の授業を担当されているとあって、英語はもちろんのことヨーロッパで使用されている一通りの言語に精通されています。

 なので、テーマにあがっている「コスモス」という単語一つとっても、ただ単に辞書的に【こんな意味】という解説では終わらず、原語(例えばギリシア語とかラテン語)での綴り、元の意味、それが他言語に変化した際に生じた意味上の変遷、さらにそこから転じた派生語や、類似語との比較、というようにとっても深~い内容なのです。


 そのような言語学的な話を交えながら講義は進んでいくのですが、「神秘思想史」が怪しいと思っている人は勘違いなさらないでくださいね。

 これは学問なんです!!

 

 「ある単語」→【こんな意味】では終わらないので、よりその単語に対して理解が深まる、というかそんな背景があるなんて知らなかった!という発見があり、日本語以外は不自由だらけの柘榴でも外国語って面白いなぁ、と思います音譜


 学問のつながりや広がりを考えると、「言葉(logos)」というのは「神秘思想」とは切っても切り離せないというのがわかりますね。


 同じように「占い」も立派な学問なんです。

 思想・文化的にとても長い歴史とこのように色々な学問からなる思想を下敷きにしているわけですから。

 世の中には残念な事に大して勉強もしておらずに占いを扱っている占い師も多数存在しますが、アカデメイアカレッジに通っている皆さんは「占い」という学問を扱っているという誇りを持って教養のある占い師を目指してくださいね~アップ


 さて、まず隗より始めよ、ですね。次の授業の日程を確認しておかなくてはDASH!