暖かくなってきた、と思ったら寒くなる、近頃はまさに三寒四温と言うやつですね。
さて、ご無沙汰しておりました受講日記でございます。別に柘榴がサボっていたわけじゃないんですよ~最近は授業がなかったので受講日記はお休みしてました。が、また更新していきたいと思います
柘榴が受けた授業はこれ!
田口先生の「原典で辿る錬金術の歴史〈西洋古代~近代〉―ルネサンス編・近世編」です。今回は3回目の授業をレポート!
今回の題材はパラケルススと言う人です。錬金術の分野だけではなく、医学の分野でも名の知れた方なので、名前だけは知ってる、と言う方もいるのではないでしょうか??
もっともパラケルススと言う名前は本名ではないですがね。
本名や、その名前の由来については前回、2回目の授業の最後のほうに触れていたので、その続きと言うことで進んでいきます。
彼の人生を総括する、と言うよりも、「どんな著作があり、どんな錬金術の理論を持っているか」と言うことに焦点が当てられ進んでいきます。
ちなみにパラケルススの名前の由来としてもっとも有名なのは「ケルスス」を超える(para)と言う意味がある、と言う説ですが、彼の有名な著作の中にparaが付くものが3つある、と言うのもあるそうです。(各々の詳細は省きます)
それを含めた代表作の解説を聞きます
ふむ、宇宙を含めた世界観において(大宇宙―小宇宙)、あらゆる学問は切り離すことなどできないわけですね。その上で医学、錬金術、天文学つまりは占星術について考察をめぐらせるのです。
そのこと自体は錬金術師や魔術師と呼ばれる人々がやってきたことですが、それぞれ同じものを考察しても、個人個人重点を置く箇所や、視点によって理論はまちまちです。
誤解のないように解説を入れておきますと、ここで言う錬金術師・魔術師と言った人々は現代風に言うところの学者先生に当たります。現代では妖しいげ・ファンタジーと言う認識のある錬金術や魔術ですが、昔の時代においてはとても!とっても高等学問でして、ごくごく一部の階級の人にしか研究も許されていませんでした。
学問であるからには、現代でもそうであるように、そこには学閥・権威と言った邪魔者・・・障壁が存在するわけですね。
パラケルススはその権威と言うものに徹底的にはむかいながら、自説を展開していきました。
そんな人物であるから、当時は相当疎まれたらしいですが、結果としては当時の医学界に旋風を巻き起こし、現代にまでその名が残っているわけです。
いつの世も、新しいことを始める人には風当たりが強いと言うことは変わらないのですね
次回はそのパラケルススの著作を実際に読み進めていくそうです
プリントが配られましたが、英文キター
先生の授業を受けると毎回気持ちが大学生に戻れますよー