それじゃ行くぜ!
(どこに?)
...昨日 の続きを書くと言ってるのだ。
急いで書かにゃならんのに出鼻をくじくな。
(よし、それじゃ...出発進行!)
(...出鼻をくじいてるのは誰だ)
乗せるな!
こ、こんなことをやってるからいつまで経っても書けないのだ。
書くぞ、今日こそ急いで書くぞ!
(全然急いでるように見えないんだけど)
急いでいるのだ!これでも。
(↑急いでいてものたのたしてるように見えるカバ)
のたのた...
...だから乗せるなとゆーに!
さて入口から遠いP席にぎりぎりで到着し、案内された席に座って「おお、P席の中では1番いい位じゃないか?」と思ったカバ太郎。
前にも書いたが最前(?)列。
つまりオケのお尻のすぐ後ろ。
(...)
つまり正面席のお客さん達から多分よく見える位置。
高さもオケから1mと違わないし。
「いやー恥ずかしいなー」などと照れていたカバ太郎。
(...誰もおまえなんざ見ちゃいねーよ)
更に詳しく言うと、ティンパニと大太鼓(?)のちょうど後ろ辺り。
つまり極めつけの打楽器群の後ろということになります。
いやそれはそれでいいのだ。
迫力ある打楽器を最も迫力ある場所で聴けるのだなーと。
「P席もいいことあるぜ、フッ」てなもんでして。
(↑相変わらずの負け惜しみ)
ところが!
物凄く!物凄ーく!!問題のある席でした。
2度と座らんぞ。
問題は特に2曲目で致命的となります。
でもまずは1曲目。
これ前回のコンサート と同じね。
曲自体は結構平凡な感じで別にどうってこともないのだが...
何かね、今回の演奏聴いてたら物凄ーく楽しくなってしまいまして...
思わず「わっはっはっは」と演奏と一緒になって笑いたくなっちゃいました。
でも正面席から見える所でそれやるわけにもいかないし。
(もしかしてそれが問題とか?)
そんなことあるかい。
という楽しい楽しい演奏でしたが...
ううっ、音(の響き)が悪い...
どうしたことだ、これは?
裏だから音が悪いのは重々承知だが、ここまで感じたことはないぞ。
何でかわかる?
多分前回の東京文化会館から間を開けずに行ったことと関係あるんだな。
東文は東文で問題ある恐怖の館 ではあるけれど、
(↑変態カバにとってのみ問題)
何だかんだ言ってあそこはやはり相当音響がいいらしい。
今年の3月まで私が最もよく行ってたコンサートホールは音響の悪い東京芸術劇場。
今改修中ね。
だからサントリーの裏席でも多少音が悪いかな位のもので済んでいたのだ。
それが...
ホラー館の音に慣れてしまった今...
(...)
そ、それでもしばらく経つと何とか慣れて来るもんです。
それにやはり今回の演奏はずっと厚みがある。
音が悪くてもその違いは明瞭。
指揮もいい。
これだけ楽しくなるなんて、指揮によるところ大でしょう。わははははは
いやホントに楽しい。
だからこれだけならまだ良かった。
ただ...
やっぱりバランスも悪い。
ステージ上のオケはあくまで正面席に向けての配置になっている。
正面に向かって扇形に取り囲むようになっているオケとあまり変わらない高さで裏から聴くというのは、近い方の楽器の音ばかり聴こえて来るわけで...
それが極めつけの打楽器ばかりだと...
言わずもがな。
いや打楽器は好きだし、ずっと入りっ放しじゃないから1曲目はまだ良かったが...
問題はP-コンだよ、P-コン。
それもよ、大!好きな玉虫君の2番よ。
前々回酷い演奏聴かされてすっかり意気消沈したが。
あれ行かなきゃ良かったな、ほんとに。
で、始まった今回の演奏。
...
ピ、ピアノが聴こえない...!
そう、ピアノは正面席に向かって1番手前。
それを取り囲むようにオケが並ぶ。
すると...
その真後ろにいる者には取り囲んだオケが壁になってピアノの音が遮られてしまうのだ!
しかもこの壁は沈黙の壁ではなくブンチャカブンチャカ自分達も演奏してるわけで...
(ラフマニノフのP-コンでブンチャカ?)
...オケと被ると正真正銘聴こえない!
P-コンでピアノが聴こえないー!!うがー!!!
この前のカメは下手でタッチが弱過ぎて聴こえなかったが...
今回はそういう問題ではなく、席の問題だろう。
以前P席でP-コン聴いた時はピアノも聴こえた。
何が違うか?
そう、席が低過ぎるのだ。
音は前と上に行く。
だから後ろで聴く場合、最後列を選ぶべきなのだ。
さすればオケの壁もない。
実はそれまで私はP席では最後列か後ろから2列目辺りでしか聴いたことがなかった。
(↑別に音のバランスを考えてのことではなく、いつも予約が遅いから後ろの席しか残ってなかった)
中央ブロックを選ぶことには腐心してきたが...
うがー!
こんな所に落とし穴があったとは...!
良い曲ばかりの優れコンサートと早くに予約を入れたばっかりにー!!うがー!!!
教訓。
P席では最後列を選ぶこと!
これがコツ。
(コツというほどのことか?)
ううっ、大好きな玉虫君のP-コン2番を犠牲にしての教訓だぞ。ううっ
とはいうものの...
今日のオケはこの間とは違う。
玉虫君に相応しい厚みと重厚さと...そして飛びきりロマンティックな...
はぁーっ、ロマンティック...
ロマンティックや...はぁーっ!
(言い方は全然ロマンティックじゃないんだが)
あの曲ってかなりオケの比重が高かったのだな。
肝心のピアノが聴こえんでこれだけ聴かせるとは...
いやシナイスキーおじさん、見事です。
(おじさん?)
おじさんだけはこっち向いててくれるし。
ありがとう。
(あの、指揮してるんだから当然なのでは...?)
これがかなり細かく指示出しててね。
ここまで演奏中に細かく指示出してるのって覚えがないなー。
(↑サントリーではP席の常連なので指揮は結構よく見ている)
太っちょの見た目によらず結構神経使ってるなーと、でもそれがこのロマンティックな演奏生み出してるのだなーと...はぁーっ!!
ほんまに...ロマンティックじゃー!!!
(...もうちょっとロマンティックに言えんのか?)
ところがここでもう一つ問題が...
あ、でもそろそろ時間切れ。
最後にピアノについて。
オケなしで聴こえた所だけから判断するに、今一だと思う。
(...)
結構ミスは多かったがカメほど下手ではないし、それなりではあるけれど、ラフマニノフに相応しい重厚さに欠けた。
今時の若者なのかな?
ちょっと演奏が軽かった。
それに...あれ末長君 とか小山さん がソロだったら、ここまで聴こえなかっただろうか...?と思うのだ。
あのダイナミックな演奏だったら...この席でももう少し聴こえたのではないか?
というわけでゴルラッチ君。
名前に相応しく、もっとゴリラ的に弾いて欲しかったな、私としては。
(...人の名前で遊ぶな)
もう少し精進したまえ。
というより人生経験の必要かな?
(エラそうに)
君と同国のカメよりゃテクニック的にはずっとマシだとは思うが。
そう、ゴリラ君もウクライナ出身だったのだ。
(ゴルラッチ!)
え、ゴリラッチ?
(...)
旧ソ連の演奏家でも最近は今一なのね...
そらそうだわなー。
もうとっくにソ連じゃないんだから。
そんじゃ、続きは明日。