炭酸ガス Co2ガス銃 の事故 | エアライフルで狩猟(ハンティング)

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 なんだか安全講座みたいな、自己紹介コーナーみたいな感じになってきましたが。。。


 今回は、炭酸ガス銃の事故を2件ほど。


 ガスカートリッジを使う炭酸ガス Co2カートリッジ銃。最近は非常に少なくなりましたね。

 でも、高圧のガスをシリンダー内に溜めておいて、弾の発射に利用するという点では、プリチャージと同じです。

 よって、発生しうる事故も、プリチャージと共通しています。


 あり得ないくらいおバカ事故ですが、プリチャージでも発生しうる内容です。



1つ目

 炭酸ガスピストル。銃砲店が、顧客のピストル調整を店内のカウンターで実施。

 弾が挿入されていることに気づかず、ガスカートリッジが入ったまま、ブリーチを解放(ボルトオープン)。

 いじっている最中にハンマーが落ちて発砲。ペレットは15メートルほど離れていた顧客の足に命中。

 ジーパンを突き破って、肉にめり込む!!


 デイステートの様に、ボルトオープンでは引き金を引けないタイプと、エアアームズのように引けるタイプとがあります。

 が、引けないタイプは衝撃でハンマーが落ちることがありますし、引けるタイプは衝撃でも、トリガーに触れてしまっても、ハンマーが落ちます。

 そうしますと、ボルトが一気に前進し、ハンマーがバルブをたたいて発砲に至ります。通常の発砲と比べて威力は落ちますが、発砲されるんです。


 その事故、もしブリーチを解放していなかったら、弾は顧客の足を貫通していたでしょう。

 整備の際は必ず弾抜き安全確認をし、ガスカートリッジを抜く、プリチャージならガスを抜く、あるいは空気シリンダーを外して、安全確認を徹底しなくてはなりません。




2つ目

 ベンジャミンのガスライフル。銃口付近に照星をろう付けしようと考える。

 バレルの下にはガスカートリッジを入れるシリンダーがあり、もちろんカートリッジが入っている。

 ろう着は手早く済ませられるから、問題ないと考えた。
(この時点でアウト!!)

 そしてシリンダー温度は250度を越え。。。シリンダーキャップが吹っ飛ぶ。

 キャップなどは壁にめり込んだが、幸いにもけが人は無し。



 もうね、アフォとしか言いようがありません。


 でも、その人事で済ませてしまうのはいけません。



 ネットで探しますと、S410のエアシリンダーが変形し、パッキンがはみ出してきた例が紹介されています。

 冬季に屋外の寒いところで空気充填し、その後、暖かい車内に持ち込んだ結果と記載されていました。


 照星を自分でロー着するためにトーチで炙るというバカなまねをしなくても、同じ様な原理で同じような事故の可能性って、あり得るんです。


 人の振り見て我が振り直せ。

 注意一秒、怪我一生。

あと1ヶ月もすれば猟期の始まりです。初心に返って、安全管理を徹底しましょう。