源氏イラスト訳【夕顔70】いとほしきに
いとほしきに、「つれなき心はねたけれど、人のためは、あはれ」と思しなさる。
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【源氏物語イラスト訳】
いとほしきに、
訳)(伊予介が)気の毒なので、
「つれなき心はねたけれど、
訳)「(空蝉の)つれない心持ちはしゃくだけれど、
人のためは、あはれ」と思しなさる。
訳)夫のためには、すばらしい」と思い込みなさらずにはいられない。
【古文】
いとほしきに、「つれなき心はねたけれど、人のためは、あはれ」と思しなさる。
【訳】
(伊予介が)気の毒なので、「(空蝉の)つれない心持ちはしゃくだけれど、夫のためには、すばらしい」と思い込みなさらずにはいられない。
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■【いとほし】
■【に】
■【つれなき】
※【つれなし】
■【は】
■【ねたけれ】
※【ねたし】
■【ど】
■【人】
■【の】
■【ため】
■【は】
■【あはれ】
■【と】
■【思しなさ】
※【思(おぼ)し―】
※【思ひなす】
■【る】
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☆本日の『源氏物語』☆
「いとほし」というのは、
目の前にいる伊予介のことでしょう。
自分に、妻も娘も
寝取られちゃったのですから…
。(´д`lll)