源氏イラスト訳【夕顔65】まづ急ぎ
まづ急ぎ参れり。舟路のしわざとて、すこし黒みやつれたる旅姿、いとふつつかに心づきなし。
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【源氏物語イラスト訳】
まづ急ぎ参れり。
訳)まっさきに急いで参上した。
舟路のしわざとて、すこし黒みやつれたる旅姿、
訳)船旅のせいということで、少し黒く日焼けしてやつれた旅姿は、
いとふつつかに心づきなし。
訳)とても不格好で気に入らない。
【古文】
まづ急ぎ参れり。舟路のしわざとて、すこし黒みやつれたる旅姿、いとふつつかに心づきなし。
【訳】
まっさきに急いで参上した。船旅のせいということで、少し黒く日焼けしてやつれた旅姿は、とても不格好で気に入らない。
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■【まづ】
■【急ぎ】
■【参れ】
※【参る】
■【り】
■【舟路(ふなぢ)】
■【の】
■【しわざ】
■【とて】
※【と】
※【て】
■【黒み】
■【やつれ】
※【やつる】
■【たる】
■【旅姿(たびすがた)】
■【いと】
■【ふつつかに】
※【ふつつかなり】
■【心づきなし】
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☆本日の『源氏物語』☆
伊予介…つまり、空蝉の夫は、
帰国後、光源氏のもとへ、
真っ先に参上したようですね。
こういう所からも、身分関係が
うかがえますねっ!