源氏イラスト訳【夕顔55】人のうけひかぬ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔55】人のうけひかぬ

人のうけひかぬほどにてだに、なほ、さりぬべきあたりのことは、このましうおぼゆるものを、と思ひをり。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

うけひかほどにてだに

訳)世間の人承知しない身分さえ

 

 

なほさりぬべきあたりこと

訳)やはりしかるべきあたり女性

 

 

このましうおぼゆるものを思ひをり

訳)心惹かれて感じられるのに思っている

 

 

【古文】

うけひかほどにてだになほさりぬべきあたりことこのましうおぼゆるものを思ひをり


【訳】

世間の人承知しない身分さえやはりしかるべきあたり女性心惹かれて感じられるのに思っている

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【人】

■【の】

■【うけひく】

■【ぬ】

■【ほど】

■【にて】

■【だに】

■【なほ】

■【さりぬべき】

※【さりぬべし】

■【あたり】

■【の】

■【は】

■【このましう】

※【このまし】

■【おぼゆる】

※【おぼゆ】

■【ものを】

■【と】

■【思ひをり】

 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

「だに」は、程度の低いものをあげ、

程度の高いものを類推させる副助詞☆

 

この場合は、「取るに足らない身分の男」、

(たとえば惟光自身など)をあげて、

光源氏のような貴人を類推してるのかな?

 

…詳しくは、イラスト解釈にて

(▰˘◡˘▰)

 

 

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