源氏イラスト訳【夕顔13】さすがに
さすがに、されたる遣戸口に、黄なる生絹の単袴、長く着なしたる童の、をかしげなる出で来て、うち招く。
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【源氏物語イラスト訳】
さすがに、されたる遣戸口に、
訳)そうは言うもののやはり、しゃれている遣戸口に、
黄なる生絹の単袴、長く着なしたる童の、
訳)黄色い生絹の単重袴を、長く着こなしている女童で、
をかしげなる出で来て、うち招く。
訳)かわいらしい子が出て来て、ちょっと招く。
【古文】
さすがに、されたる遣戸口に、黄なる生絹の単袴、長く着なしたる童の、をかしげなる出で来て、うち招く。
【訳】
そうは言うもののやはり、しゃれている遣戸口に、黄色い生絹の単重袴を、長く着こなしている女童で、かわいらしい子が出て来て、ちょっと招く。
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■【さすがに】
■【され】
※【戯る】
■【たる】
■【遣戸口(やりどぐち)】
■【に】
■【黄なる】
■【生絹(すずし)】
■【の】
■【単袴(ひとへばかま)】
■【長く】
■【着なす】
■【たる】
■【童(わらは)】
■【の】
■【をかしげなる】
※【をかしげなり】
■【出で来】
■【て】
■【うち招(まね)く】
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☆本日の『源氏物語』☆
あらぁ~!
こんな見苦しい宿から、
ちょっと素敵な女の童が出てきましたよ♪
…その、出てきた引き戸も、
なんか風情があるような…
(;゚;∀;゚;)