源氏ｲﾗｽﾄ訳【夕顔3】この家の傍らに
この家のかたはらに、桧垣といふもの新しうして、上は半蔀四五間ばかり上げわたして、簾などもいと白う涼しげなるに、をかしき額つきの透影、あまた見えて覗く。
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【源氏物語イラスト訳】
この家のかたはらに、檜垣といふもの新しうして、
訳）この家の隣に、檜垣という檜で作った垣根を新しく作って、
上は半蔀四五間ばかり上げわたして、
訳）上の方は半蔀を四、五間（けん）ほどずらりと吊り上げて、
簾などもいと白う涼しげなるに、
訳）簾などもとても白く涼しそうな所に、
をかしき額つきの透き影、あまた見えて覗く。
訳）美しい額の様子のシルエットが、たくさん見えてこちらを覗く。
【古文】
この家のかたはらに、檜垣といふもの新しうして、上は半蔀四五間ばかり上げわたして、簾などもいと白う涼しげなるに、をかしき額つきの透き影、あまた見えて覗く。
【訳】
この家の隣に、檜垣という檜で作った垣根を新しく作って、上の方は半蔀を四、五間（けん）ほどずらりと吊り上げて、簾などもとても白く涼しそうな所に、美しい額の様子のシルエットが、たくさん見えてこちらを覗く。
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■【この】
■【の】
■【かたはら】
■【に】
■【檜垣（ひがき）】
■【と】
■【いふ】
■【新しう】
■【し】
■【て】
■【上】
■【は】
■【半蔀（はじとみ）】
■【―間（けん）】
■【ばかり】
■【上げわたし】
※【わたす】
■【て】
■【簾（すだれ）】
■【など】
■【も】
■【いと】
■【白う】
■【涼しげなる】
※【涼しげなり】
■【に】
■【をかしき】
※【をかし】
■【額（ひたい）つき】
■【の】
■【透き影（すきかげ）】
■【あまた】
■【見え】
※【見ゆ】
■【て】
■【覗（のぞ）く】
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惟光の母、大弐の乳母の家の隣に、
ふいと目にとまった、白い家――
Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(｡Ａ｡)!!!
この「白」という色が、
夕顔の巻のテーマ色な気がします♪
(=ﾟ∀ﾟ=)
