【空蝉64-1】やうやう目覚めて | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【空蝉64-1】やうやう目覚めて

やうやう目覚めて、いとおぼえずあさましきに、あきれたる気色にて、何の心深くいとほしき用意もなし。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

やうやう目覚め

訳)(軒端荻は)だんだん目覚め


 

 

いとおぼえあさましき

訳)まったく思いがけ驚くばかりので

 

 

あきれたる気色

訳)呆然とし様子であっ

 

 

心深くいとほしき用意なし

訳)思慮深くいじらしい心遣いない

 

【古文】

やうやう目覚めいとおぼえあさましきあきれたる気色心深くいとほしき用意なし


【訳】

(軒端荻は)だんだん目覚めまったく思いがけ驚くばかりので呆然とし様子であっ思慮深くいじらしい心遣いない

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【やうやう】

■【目覚め】

※【目覚(めざ)む】

■【て】

■【いと】

■【おぼえず】

※【おぼゆ】

※【ず】

■【あさましき】

※【あさまし】

■【に】

■【あきれ】

※【あきる(呆る)】

■【たる】

■【気色(けしき)】

■【に】

■【て】

■【何】

■【の】

■【心深く】

※【心深し】

■【いとほしき】

※【いとほし】

■【用意(ようい)】

■【も】

■【なし】

 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

軒端荻は――

だんだん目覚めて、思いも寄らぬあまりのことに…

動揺して…なんか呆然とした感じになっているよう…

 

開いた口もふさがらないって感じ?!

(;゚;∀;゚;)

 

こんな心深くもない様子に……

光源氏は、ちょっと気が抜けているようですね^^;

 

 

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