【帚木200-3】「さればよ」「さればこそ」 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木200-3】「さればよ」「さればこそ」

勉強お疲れさま~ラブラブあいです。


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【本日の古文単語】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■【さればよ】…やっぱりね

※【されば】…だから、それゆえ

■【~と】…~と引用

■【心おごり】…得意、思い上がり

■【に】…~のだが逆接

■【正身(さうじみ)】…本人、当人

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


今日の古語詳解は、「さればよ」について☆

では行ってみよ~♪

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

以前に「さらば」という連語を学習しましたが

 

「されば」というのも同様に、

「さ・あり」に「ば」のついた連語です☆


 

【されば(然れば)】

(さあれば」の変化した形)

だから、それゆえ結果

さて、ところで話題転換

これはまあ、一体全体感嘆

(※『全訳古語例解辞典』小学館 より)

 

で、この「されば」に、詠嘆の間投助詞「よ」がついて、

さればよ」という連語が生まれます☆


 

【さればよ】

やっぱりね、思った通り、だから言ったのだ

   ↑

これ、予想が的中した時に用います☆


 

今回の左馬頭の心情は、


「もしかしたら、あいつはオレのこと、待っててくれてるのかもしれない…」

 

そう思いながら、霙の降る寒い中、

ケンカ中の女のもとへ足が向きます。

 

すると、淡い灯火の中、几帳の帷子を上げて、夫を迎え入れようとする様子☆

 

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「さればよ」に読み取れる心持ち☆

想像できますか?

(*^m^*)


 

ちなみに、

 

【さればこそ】

やっぱりね、思った通り、だから言ったのだ

②(相手の言葉に応答して)そのことですよ、いえねぇ、それよりもですよ

(※『全訳古語例解辞典』小学館 より)

    ↑

こちらのほうが頻出ですので、

ちょっと頭に留めておいてくださいねっ♪

 

(o^-')b

 

本日の「源氏物語」まとめ

 

■帚木200(原文)

「…さればよと、心おごりするに、正身はなし。…」

     アップ

自力での現代語訳が難しい場合は、

下のリンクも復習してね♪

 

【帚木200-①】イラスト訳

【帚木200-②】イラスト解釈

 

 

 

本日の古語~過去記事リンク~

に(助詞)

正身(さうじみ)

(※その他重要古語一覧はこちら

 

あいでしたラブラブ