【帚木180-1】例の腹立ち怨ずるに…
【古文】
「…例の腹立ち怨ずるに、『かくおぞましくは、いみじき契り深くとも、絶えてまた見じ。…」
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(左馬頭の話は続きます)
「例の腹立ち怨ずるに、
訳)「いつものように怒って恨み言を言うときに、
『かくおぞましくは、
訳)『このように気性が激しいならば、
いみじき契り深くとも、
絶えてまた見じ。
もう決して逢うまい。
【古文】
「…例の腹立ち怨ずるに、『かくおぞましくは、いみじき契り深くとも、絶えてまた見じ。…」
【訳】
「…いつものように怒って恨み言を言うときに、『このように気性が激しいならば、並々でない夫婦の宿縁が深くても、もう決して逢うまい。…」
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■【例の(れいの)】
■【怨ず(ゑんず)】
■【~に】
■【かく】
■【おぞまし】
■【~は(仮定)】
■【いみじ】
■【契り(ちぎり)】
■【~とも】
■【絶えて~じ】
※【絶えて】
※【じ(打消意志)】
■【また】
■【見る】
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