【帚木179-1】かばかり我に従ふ心ならば…
【古文】
「…かばかり我に従ふ心ならば思ひ懲りなむと思うたまへ得て、ことさらに情けなくつれなきさまを見せて、…」
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(左馬頭の話は続きます)
「かばかり我に従ふ心ならば、
訳)「これほど私に従順な気持ちであれば、
思ひ懲りなむと思うたまへ得て、
訳)きっと反省するだろうと存じ上げて、
ことさらに情けなく
わざと思いやりなく
つれなきさまを見せて、
冷淡な態度を見せて、
【古文】
「…かばかり我に従ふ心ならば思ひ懲りなむと思うたまへ得て、ことさらに情けなくつれなきさまを見せて、…」
【訳】
「…これほど私に従順な気持ちであれば きっと反省するだろうと存じ上げて、わざと思いやりなく冷淡な態度を見せて、…」
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■【かばかり】
※【か(指示語)】
※【ばかり】
■【我】
■【従ふ(したがう)】
■【心】
■【なら(断定)】
■【未然形+ば(仮定)】
■【思ひ懲る】
■【なむ(確述)】
※【な(強意)】
※【む(推量)】
■【~と】
■【思うたまへ得】
■【~て】
■【ことさらに】
■【情けなし】
■【つれなし】
■【さま(様)】
■【見す】
■【~て】
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