【帚木106-②】平安時代にモテる女の秘訣☆
おはようございますあいです。
このイラスト解釈は、毎朝7時ごろに更新していきます。
通学電車などの隙間時間に読んでくださいね♪
↓今日の源氏物語はコレ↓
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「…常はすこしそばそばしく心づきなき人の、をりふしにつけて出でばえするやうもありかし。」
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【源氏物語~これまでのあらすじ】
桐壺帝の御子である光源氏は、臣下に降格してからも継母である藤壺宮を忘れられないでいました。ある五月雨の降る夏の夜、宮中の宿直所で、光源氏は頭中将(源氏の義兄)と、女性論の話になり、そこに友人の左馬頭、藤式部丞が加わって、さらに話は盛り上がります。「品定め」とは、身分を定めるという意味。頭中将は、女性の身分を3つに分け、その品定めをします。それを受け、左馬頭は具体的な女性の話をします。
今日は、「をりふしにつけて」の出でばえ☆
では行ってみよぉ~♪
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前回もお話ししたとおり、
平安時代には、顔ではなく内面が、
恋愛の比重が高かったようです。
今なら、なぜ逢いたいかといったら、
顔が見たいからですよね?
(違うとは言わせませんよアナタ)
ですが、古文では、
なぜ逢いたいのかというと、
すでに惚れてるからなんですよー!
ヘ(゚∀゚*)ノ
だから、次の段階に進むために逢いたいんです。
(※たとえばエッチとか(`・д´・ ;))
「現代でも、同じだよー」って言う人がいるけれど、
たとえばメル友に逢って、外見がタイプじゃなかったら、
一応エッチはするけれど、はいサヨナラ~って感じ。
(`・д´・ ;)
それって、惚れてるんじゃないですよね^^;
今と昔では、こういう違いがあるにもかかわらず、
現代の感覚で、古文を読んでしまうから、
「古文って、ワケわかんな~い!!」
「光源氏って何様?ただのプレーボーイじゃん!」
などと、毛嫌いしてしまうんです><;
【平安時代にモテる秘訣】
(結婚する前)
●いい評判が立つこと
●和歌や手紙のセンスがいいこと
●音楽などの趣味があること
(結婚した後)
●和歌や手紙のセンスがいいこと
●時節に応じたもてなしができること
●豊かな髪、ふくよかな抱き心地、いい香り
もちろん、最後の項目にある、外面的事項も重要な要素ではありますが、必要不可欠ではありません!
内面的な要素は、必要不可欠だったんですよ♪
(o^-')b
今回は、
ふだん、ピリピリと嫌味な感じで、
内面的に気にくわない女性でも、たまに…
時節ごとのセンスがビチッと決まってるんですね♪
そういう女性に、平安貴族たちは、メロメロになっちゃうんです。
(;゚;∀;゚;)
現代なら、
「をりふし」なんて、どうでもいい要素じゃないかな^^?
(o^-')b
今回の源氏物語イラスト訳はこちら→
あいでした
※夕方5時ごろに、【本日の重要古語】を更新しますね♪