【帚木98-③】古文単語~「あやなし」とは? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木98-③】古文単語~「あやなし」とは?

勉強おつかれさまラブラブあいです。

 

この【重要古語】は、毎夕5時に更新しています。

受験勉強の合間に、お楽しみくださいねー♪



↓今日の古文単語はコレ↓

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【うち(も)笑む】…ふっと微笑む

■【れ】…自発の助動詞「る」の連用形

■【涙(も)さしぐむ】…(ふと)涙ぐむ

■【もしは】…もしくは、また

■【あやなし】…道理に合わない

■【おほやけ腹立たし】…義憤を感じる

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

※上の意味は、今回の文脈での意味です。

助動詞の文法的説明は声に出して唱えてね♪


今日の古語詳解は「あやなし」☆

では行ってみよ~♪

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あやなし」とは「文無し」という漢字を当てます。

 

「文」

 ↓

「文脈」

 ↓

「物事の筋道」


 

それが無いということで、

 

わけがわからない、つじつまが合わない

   ↓

道理に合わない


 

これが基本の意味となります。


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【あやなし(文無し)】

①道理に合わない

そうする理由がない

③意味がない、つまらない


 

ここでは、

 

直後に「おほやけ腹立たしく(=義憤を感じて)」というのがありますから、

 


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世の中の道理に合わないことに対して、義憤を感じているともとれますし、

 

そうする理由もないのに、憤りを抑えられないでいる、とも取れます。


 

…どっちも含まれるのかもしれないですね;;

(o^-')b

 

本日の「源氏物語」まとめ

 

■帚木98(原文)

「…うちも笑まれ、涙もさしぐみ、もしは、あやなきおほやけ腹立たしく、…」
     アップ

今回の古文の現代語訳が難しい場合は、

下のリンクも復習してね♪

 

【帚木98-①】イラスト訳

【帚木98-②】イラスト解釈

 

 

 

本日の古語~過去記事リンク~ 

うち~(接頭語)

る(識別)  る②

おほやけ(公)

(※その他重要古語一覧はこちら

 

 

あいでしたラブラブ

今日も最後までご愛読ありがとうございましたキラキラ