【帚木68-①】父の年老い、ものむつかしげに…
【古文】
「…父の年老い、ものむつかしげに太りすぎ、兄の顔憎げに、思ひやりことなることなき閨の内に、…」
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ものむつかしげに太りすぎ、
訳)むさくるしそうに太り過ぎ、
兄の顔憎げに、
訳)兄の顔が憎たらしげで、
思ひやりことなることなき閨の内に、
訳)想像しても格別でもない奥深い部屋の中に、
【古文】
「…父の年老い、ものむつかしげに太りすぎ、兄の顔憎げに、思ひやりことなることなき閨の内に、…」
【訳】
「…父親が年を取り、むさくるしそうに太り過ぎ、兄の顔が憎たらしげで、想像しても格別でもない奥深い部屋の中に、…」
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■【の(主格)】
■【ものむつかしげなり】
※【もの~】
※【むつかし】
■【憎げなり】
■【思ひやる】
■【ことなることなし】
※【ことなり(異なり)】
■【閨(ねや)】
■【内(うち)】
☆重要古語一覧 ☆
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