【帚木45-①】人の品高く生まれぬれば、…
【古文】
「…人の品高く生まれぬれば、人にもてかしづかれて、隠るること多く、自然にそのけはひこよなかるべし。…」
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人の品高く生まれぬれば、
人が家柄高く生まれてしまうと、
人にもてかしづかれて、
家人に大切に育てられて、
隠るること多く、
人目につかないことも多く、
自然にそのけはひこよなかるべし。
自然とその様子が格別なのだろう。
【古文】
「…人の品高く生まれぬれば、人にもてかしづかれて、隠るること多く、自然にそのけはひこよなかるべし。…」
【訳】
「…人が家柄高く生まれてしまうと、家人に大切に育てられて、人目につかないことも多く、自然とその様子が格別なのだろう。…」
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■【の(主格)】
■【品(しな)】
■【ぬれ(ぬ)】
■【ば(順接)】
■【人】
■【もてかしづく】
※【かしづく】
■【れ(る)】
■【隠るる(隠る)】
■【自然(じねん)】
■【けはひ(気配)】
■【こよなかる(こよなし)】
■【べし】
☆重要古語一覧 ☆
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