【帚木46-①】中の品になむ、人の心々、…
【古文】
「…中の品になむ、人の心々、おのがじしの立てたるおもむきも見えて、分かるべきことかたがた多かるべき。…」
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中の品になむ、
中流の家柄にこそ、
人の心々、
女たちそれぞれの心、
おのがじしの立てたるおもむきも見えて、
それぞれのきわ立っている特徴も見えて、
分かるべきことかたがた多かるべき。
区別されるはずのことがそれぞれに多いだろう。
【古文】
「…中の品になむ、人の心々、おのがじしの立てたるおもむきも見えて、分かるべきことかたがた多かるべき。…」
【訳】
「…中流の家柄にこそ、女たちそれぞれの心、それぞれのきわ立っている特徴も見えて、区別されるはずのことがそれぞれに多いだろう。…」
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■【中の品】
※【品(しな)】
■【なむ(係助詞)】
■【人】
■【心々】
■【立てたるおもむき】
※【立つ(下二段)】
※【たる(たり)】
※【おもむき(趣)】
■【見え(見ゆ)】
■【分かる】
※【分く】
※【る】
■【べき(べし)】
■【かたがた(方々)】
■【多かる(多し)】
☆重要古語一覧 ☆
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