【帚木26-②】思考停止状態に陥っていませんか? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木26-②】思考停止状態に陥っていませんか?

おはようございますラブラブあいです。

 

11月の勉強はかどってますか?

途中からお読みの方は、こちらのアメ記事 で、センター9割ねらってください!

(●´エ`●)ノノ

 

さて。

 

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【今日の源氏物語】

片端づつ見るに、「かくさまざまなる物どもこそはべりけれ」とて、心あてに「それか、かれか」など問ふなかに、…

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【源氏物語~これまでのあらすじ】

最愛の桐壺更衣を亡くした桐壺帝は、亡き更衣に生きうつしの藤壺宮を入内させます。更衣の忘れ形見である光源氏は、元服し左大臣の娘(葵)と結婚するも、藤壺宮への想いは募るばかりでした。長く雨の続いた時節、帝の物忌みのため、臣下である光源氏も宮中に泊まり込み、左大臣の息子たちも、彼の宿直所に常駐していました。頭中将は、厨子の上に置かれた手紙類を見つけ、中身を見たがります。

今回は、「片端」の解釈です
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先日、ある読者さんから、「片端」を含んだ古文の解釈を質問を受けました。

 

目「片端」って、「かたは=不完全」ですよね?意味が通じないんですけど><


 

実は、「片端」として古文に出てくるものは、次の2つです。


 

■【かたは(片端)】

不完全、不埒、みっともない

(※詳しくはこちらを参照→

 

■【かたはし(片端)】

一端、ほんの一部、ごくわずか


 

私の使ってる辞書 を見ると、


かたは」のほうは、結構大きく出ていて重要古語扱いです。

それに対し、「かたはし」は、小さく出ています^^;

 

つまり、もしあなたがゴロ565 等の暗記型単語帳でばかり勉強してるなら、

 

目「片端」って、「かたは=不完全」ですよね?意味が通じないんですけど><

     ↑

ここで思考停止状態に陥っちゃうんです><


源氏物語【イラスト訳】で古文・国語の偏差値20アップし、大学受験に合格する方法


片端づつ見るに、…
訳1)不完全なものずつ見ると、…


むっあれっ?つながりがおかしい;;

でも「かたは(片端) 」は、こないだマル暗記したし!

合ってるよ…なぁ(・・;)?



こういう部分で、文脈が少しずつズレていくんですよねー

(;゚;∀;゚;)


 

片端づつ見るに、…
訳2)ほんの一部分ずつ見ると、…

 

ニコニコあ、分かった!

それで訳(虎の巻)に書いてある、「少しずつ」っていう意訳になるんやね!

納得^^v


 

こういう思考回路に進んでいくためには、

多くの古文に接していくことが一番なんです。

 


源氏物語は、重要古語一覧 を見てもらうと分かりますが、

かなり多くの古語がでてきます。

まだ第2帖が始まったばかりなのに、

すごい単語量になってますよねー^^


 

毎日10分間でいいんです!

このブログで古文に接してもらうことで、

前者のような思考回路から抜け出せます☆


 

がんばってくださいね♪

心から応援しています!!

(o^-')b

 

今回のイラスト訳はこちら→
 

 

あいでしたラブラブ