【桐壺225-③】古文単語~「品々」とは?
こんばんはあいです。
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■【御階(みはし)】…清涼殿の階段
■【親王(しんわう)】…皇族のこと
■【上達部(かんだちめ)】…殿上人のこと
■【つらぬ(連ぬ・ナ行下二段)】…列をなす、並ぶ
■【禄(ろく)】…俸禄
■【ども】…複数を表す
■【品々(しなじな)】…さまざまな身分や階級
■【賜はる(たまはる)】…いただく、頂戴する
■【たまふ】…~なさる
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今日はこの中から、「品々」についてお話します☆
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「品(しな)」というのは、現代のような「品物」という意味ではなく、
古文では、階級や身分、人柄、種類、階段などの意味に用います。
今でも、「品位」「品格」「気品」などと使いますよね!
ちょっと意味が多様ですが、
用いられる場合が限られていますので、
例文ごとに覚えてしまいましょう♪
(o^-')b
1.「品高く生まれぬる人」→「身分高く生まれた人」
2.「品高く清げなり」→「上品で美しい」
3.「御階の品」→「御階段の段」
直前直後のつながりを見る、とは、その部分に書かれた内容全体を汲み取るということです。
上の1、2を見比べてください!!
「品高き」だけを見て判断しちゃダメ!
いい?
文脈判断とは、こうした内容を汲み取ることなのです。
毎日、一文一文古文を読み解くことで、センスを磨いていってください!
(o^-')b
☆その他の重要古語☆
■「御階」についてはこちら→
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【古文】
御階のもとに親王たち上達部つらねて、禄ども品々に賜はりたまふ。
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や上の重要語句を復習してね♪
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あいでした