◆藤壺宮(ふじつぼのみや)◆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

◆藤壺宮(ふじつぼのみや)◆

■藤壺宮(ふじつぼのみや)
 

藤壺宮は、『源氏物語』の主人公光源氏が、母の面影を求めて、最も愛した女性です。

 

桐壺更衣の亡き後、光源氏9歳の時に、桐壺帝の妃として入内します。

亡き桐壺の更衣に生き写しといわれ、桐壺帝からも絶大なご寵愛を受け、のちに中宮となります。


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藤壺宮は、先代の帝と后の間に生まれた四の宮です。

亡き桐壺更衣に似ているために、桐壺帝に召され入内しました。


 

血筋、教養、容姿、そして帝の深い寵愛…

すべての輝かしさから、「かがやく日の宮」と呼ばれ、世間から絶大な支持を受けた妃です。


 

はじめ、身分相応の地位、つまり「女御」として入内しますが、

のちに、帝の皇子(のちの冷泉帝)を生み、「中宮」となります。


 

しかし、実は、その皇子は、罪の子だったのです。

 

藤壺が病のため里下がりした折に、5歳年下の光源氏と関係を持ち、その結果藤壺は源氏に生き写しの男御子を生みます。

 

何も知らない桐壺帝は、藤壺が産んだこの皇子を、「瑕なき玉」と溺愛します。

 

藤壺宮は、一生涯、罪の意識にさいなまれるのでした…

 

 

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