【桐壺174-②】古文解釈~先帝の四の宮☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺174-②】古文解釈~先帝の四の宮☆

こんにちはラブラブあいです。

ちょっと今日は更新おくれてしまってます;;

ではさっそく♪

 

【古文】

疎ましうのみよろづに思しなりぬるに、先帝の四の宮の、御容貌すぐれたまへる聞こえ高くおはします、母后世になくかしづききこえたまふを、

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

【これまでのあらすじ】

時の帝は、桐壺更衣という妃一人に愛情を注ぎすぎ、更衣は横死してしまいます。あとに残された御子光の宮の美貌、才能はすばらしく、帝は、この御子の将来を案じ、臣下にお下しになる決断をされました。帝は桐壺更衣のことを忘れられないでいるのでした。

今日は、「先帝の四の宮」のお話です。

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はい。

ここで、先帝の四の宮という女性が初登場です!


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まだどんな容貌なのかは、評判でしか分かりません。

 

しかも、その評判も、単なる女房同士の噂でしかなく…


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でも、当時は、今のように写真もなければ、

実際に拝顔する機会も少なかったことでしょう。

…女房と夫、家族以外には…

(※参考はこちら→


 

そんな中で、信憑性は薄いかもしれませんが、

「御容貌すぐれたまへる聞こえ」は、

男の気を引く、唯一の手がかりだったわけです!

 

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ここで、「先帝の四の宮」という人物について。

 

「四の宮」とは、四番目の皇女のこと☆

 

先帝」とは、桐壺帝の前の天皇のこと☆


 

えぇっ??

(°Д°;≡°Д°;)


 

現代の感覚でみると、先帝なら今の天皇の父親ですよね!


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でも、今までの天皇家の歴史からいうと、

兄弟の家系が順番に帝位についた事実があります。


 

ちなみに、桐壺帝のお父さんは、一院として後にその名が出てきます。


 

実は。

『源氏物語』の原文には、先帝と桐壺帝とのつながりについては言及されていません;;

 

なので、兄弟なのか、従兄弟なのか、はとこなのかは分かりませんが、

まぁ、「先帝の四の宮」と「桐壺帝」が兄弟でないことは確かでしょう。


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【パターン1】の場合は、

桐壺帝と四の宮は、叔父と姪の関係ですね;

(;゚;∀;゚;)

 

【パターン2】の場合は、

桐壺帝と四の宮は、従兄弟の関係です!

(`・д´・ ;)

 

まだまだ別の解釈もあると思いますが、

当時の貴族の間では、こういう血族婚も、十分あり得ますっ!


 

さてさて、この四の宮とは誰なのでしょうか?

 

桐壺帝の妃として、入内することになるのでしょうか?


 

『源氏物語』のあらすじから、今後の展開をご存じの方も多いと思いますが^^;

 

どうぞお楽しみに~~♪

o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪

◇◆今回の古文解釈◆◇

「先帝の四の宮」とは、今後『源氏物語』の中で

重要な位置を占めるヒロインとなります!


今回のイラスト訳はこちら→
 

あいでしたラブラブ