【桐壺51-①】限りあれば、例の作法にをさめ…
【原文】
限りあれば、例の作法にをさめたてまつるを、母北の方、同じ煙にのぼりなむと、泣きこがれたまひて、
・・・・・・・・・・・・・・・
限りあれば、
訳)しきたりがあるので、
例の作法にをさめたてまつるを、
訳)いつもの葬儀の儀式どおりに進め申し上げるのを、
母北の方、
訳)桐壺のお母上は、
同じ煙にのぼりなむと、泣きこがれたまひて、
訳)娘と同じく煙となって死んでしまいたいと、泣きこがれなさって、
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
【原文】
限りあれば、例の作法にをさめたてまつるを、母北の方、同じ煙にのぼりなむと、泣きこがれたまひて、
【口語訳】
しきたりがあるので、いつもの葬儀の儀式どおりに進め申し上げるのを、桐壺のお母上は、娘と同じく煙となって死んでしまいたいと、泣きこがれなさって、
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
母北の方(桐壺更衣の母)に目線が動きましたね。
ここから、母の話がけっこう続きます。
面白くないといって、読みとばしがちなこの部分…
でも、『源氏物語』をつながりをもって理解するために、とっても必要な部分なんです。。。
桐壺更衣という最愛の娘を亡くした母上さま☆
彼女に思いを馳せながら…
今宵はお眠りなさいませ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■限り
■例の
■たてまつる
■母北の方
■煙にのぼる
■(連用形)+なむ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇