- セブンス・コンチネント
- ¥4,700
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説明を極力排除することで、より鮮明に浮かび上がってくる現実・・・。
『セブンス・コンチネント』 1989年 オーストリア 104分
監督 ミヒャエル・ハネケ
出演 ビルギット・ドル ディータ・ベルナー
【満足度】
★★★★★★★☆☆☆(7.0)
ハネケ作品の中では、もっとも観易くてまともな作品。ハネケを観るならこの作品からがベストかな!?
【オススメ度】
★★★★★★★☆☆☆(7.0)
非常にハネケらしい映画でありながら、不快度はけっこう低い!ハネケの原点はやっぱりハネケやで
【内容】
国際映画祭で高い評価を受け続ける現代オーストリアを代表する巨匠ミヒャエル・ハネケの初期作品。
ハネケの最高傑作という声も高い「感情の氷河化」三部作の一作目!ロカルノ国際映画祭ブロンズレパード受賞。ハネケの映画デビュー作。オーストラリアへの移住を希望する一家の3年間を三部構成にわけて描く絶望のドラマ。史上空前のラストが観客を待ち受ける。 タイトルを直訳すると第七に大陸。地球上には第六の大陸までしか存在しない・・・。amazon.co.jp
【感想】
連続してハネケといってみます!初長編の『セブンスコンチネント』を再紹介っす
↓皆さんのレビュー↓
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監督の意図が、"ごくありふれた家族"の"ごくありふれた日常(現実)"を描くことにあるんで、当たり前っちゃあ当たり前なんやけど、ハネケにしてはかなり観易い!
まぁ、逆にいえば退屈ともいえるんやけど、そこはハネケが言うところの"リズム"で音楽を聴くかのように飽きさせずに魅せてくれる。
※最近の『ピアニスト』や『隠された記憶』で、わざとリズムを崩してるのはなんでなんやろ!?あまりいい効果を出してるとは思われへんのやけど・・・
ただ観易いけど、ありふれた日常の一部として(普通なら衝撃の)史上空前のラストが描かれてるんで、そこは"やっぱりハネケやなぁー"って感じで、ナカナカやっかいなんやけどね
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"説明や解説を極力排除し、観客に全てを委ねた作品"
なんで、あまり先入観を与えるようなことは書かんときますんで、興味のある人は、何の知識も無く観てみて下さい!(ハネケはこんなんばっかりやね)
オススメ!ってほどやないけど、ハネケ入門にはちょうど良かったかなって感じやね