食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。

読んだ本、観た映画、食べたり飲んだりの何の変哲もナイ日常をのんびりと書いて参ります。

本や映画の感想はネタバレ注意、でよろしくお願いいたします。

「フレンチレストラン・カザマの美味しい日記」も引っ越しして来ました。ヨロシクお願いします。



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オーストラリア産仔羊骨付き背肉のロースト、焼き舞茸を添えて

 

こんにちは、カザマです。

札幌に大雪警報が出ていましたが、朝起きて窓から外を覗いてみると、、、「おおっ・・・!びっくり」という感じでした。遠くが見通せないほどのぼんやりと白い世界。道路にはこんもりとたまった雪。除雪車が入った気配はまだありませんね。これは今日の交通網はずたずたではないでしょうか。土曜日なので、通勤の車両は少なめでしょうが、それでもこの雪なら渋滞必須、業者さんの配達はかなり遅れそう・・・(-"-) 

お客さまも地下鉄や徒歩圏以外の方なら、ご来店も大変そうですね。お気を付けてお越しくださいませ。

 

 

では、本日のお料理ご紹介です。

オーストラリア産仔羊骨付き背肉のロースト、焼き舞茸を添えてです。

しっかりとした羊の香りと味わいのあるオーストラリア産仔羊の背肉を固まりでロースト致します。なるべくご人数をまとめて大きめの量でローストしますと、火入れもよりいい感じに仕上がりますね。赤身肉の色合いがなんとも美しく美味しそうです!

舞茸のソテーを付け合わせにしておりますが、それだけではありません。カリリとするくらいまで焼いた舞茸をピュレにしてソースに混ぜ込んでおります。ほんのりと舞茸の香りがする、コクのあるソースになりました。ぜひお試しください音譜

 

オーストラリア産仔羊骨付き背肉のロースト、焼き舞茸を添えて

アラカルト¥2600

スペシャルランチ¥3500・ディナーA¥4000・ディナーB¥6000のお肉料理としてもご賞味頂けます。

 

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ピエール・ルメートルの文庫が書店の平棚に出たらすぐさま購入してしまう自分であるが、どの本も期待を裏切らない面白さだ。一番最初に読んだ「その女アレックス」の時の、主人公についての「こういう人物だな」という認識が、裏切られまた裏切られる、というどんでん返しのストーリーがとても新鮮だった。そういう意味では、本書の面白さもまたこの上ない。

 

本書の主人公ソフィー・デュゲは、小さな日常の違和感を感じ始める。

家の鍵を無くしたり、そこにしまってあると思っていたものが無かったり、会社の全員宛てのメールに他人には見せられない夫婦のごくプライベートな画像を添付してしまったり、、、。身に覚えのない失敗が幾つも重なり、自分が信じられなくなる。病気か、、、認知症か、、、崩壊していく自分。

トラブルの果てに、一人身を隠して逃亡生活に入るが、目が覚めるとそばにいた誰かが死んでいたり。覚えは無いが、知らない内に人を殺したのか?!

 

いやあ、恐ろしいですね!小さな失敗は誰にも付きもの。

自分も先日、駅のATMにて大事なものを忘れて青くなって電話をして探して貰ったら、「ありませんでした。」と言われて、どんよりと落ち込んだが、よくよく考えてみたら家に忘れてあったという、笑うに笑えないがホッとした件があった(笑)←結局笑う

たまにならいいが、こんなコトが続出したら、自分を信じられなくなって不思議はナイ。いや既に、自分の記憶力に信頼はおいてはいないが(^-^;

 

どん底にまで落ちたソフィーだが、生きるために愛してはいないが頼れる男性を見つけて、身分をいつわったまま結婚をする。優しく守り、いたわってくれる夫とともに暮らし始めたソフィーは、ある日とんでもないものを見つけた。そして、、

 

 

いやー、ルメートルの真骨頂、驚きの展開、そしてソフィーの反撃、堪能できます!

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日々、お気楽に暮らしている自分であるが、長年苦労しているコトがあった。

それは「風呂関係」である。

 

古い浴室、設備なのであまり快適でなく、我々にとっては、きれいな浴室が憧れであった。

また、電気温水器から給湯するのだが、これも古いタイプのため、今風の浴室のように女の人の声で「お風呂が沸きました。」とか言って教えてくれるものでもない。満水になっても自動的にお湯が止まらないので、タイマーを掛けていたが、タイマーのセット忘れでお湯を溢れさせることもしばしば。電気温水器というのは、一定量のお湯を使い切ると、水になってしまうのである。従って、タイマーをかけ忘れて長時間経つと、お風呂には冷水があふれじゃんじゃんと流れ出しているという結果が(泣)。水風呂には入れず、水道代、電気代も無駄になるという大悲劇が待っているのである。

 

新しいキレイなお風呂。お湯が一杯になったら自動的に止まるお風呂。

これが念願だったのだが、ついに今年の夏、浴室を改装することができたのであった。

ボイラーは変えられないので、女の人の声でお知らせ頂くことはできないが、「自動止水栓」を付けて貰い、セットした量でお湯が自動的に止まってくれる。

ああ、なんて素晴らしいコトであろうか!

帰宅したら、お湯の栓をひねるだけで後は全く何も心配せず、お風呂が沸いている。今まで、このお湯の心配がどれだけストレスになっていたことか。

今やストレス・フリーな夜を過ごしている(お湯を出しながら、安心してソファの上でぐうぐう居眠りしている自分(笑))のである。

 

また浴槽や浴室の床なども、お手入れのラクなものを張り込んだので、お掃除の手間も今のところあまりかからない。軽くスポンジで浴槽をこすりながら、フト思い出すことがある。ある主婦の方の新聞かなにかに載った投稿だったと思うのだが、ずい分前に読んだのに頭から離れない一文である。

 

主婦の方の夫が、「定年退職したら、風呂掃除は担当する。」と言ってくれたのだそうだ。いいだんな様だ。主婦の方もそれを楽しみにしていた。そして、だんな様は退職し、約束通りお風呂の掃除をしてくれた。しかし、主婦の方はガッカリしたのだ。「夫の掃除は、浴槽を撫でるだけだった。」と、切り捨ててあった。

 

その文章を読む自分には、主婦の怒りが伝わって来るようだった。きっとこの方は、主婦のプロとして、家事には手を抜かないのだろう。お風呂の掃除もきっと毎日、浴槽内はもちろん床も壁も天井も洗剤で洗いあげ、そして拭き上げるという完ぺきな掃除をしていたに違いない。だんな様は今まで掃除などしたことも無かったことだろう。だから、風呂掃除とは浴槽を洗うことと思っていたが、この主婦にとってはそんなものは掃除のうちに入らない。

 

自分も毎日、「撫でてるだけって言われるなあ(^^ゞ」と思いつつ、風呂の手抜き掃除をしている。そして、せっかく風呂掃除担当を申し出ただんな様のことをいつも気の毒に思う。

家事は大変なものである。主婦はエライのだ。

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真カスベと豚肉のテリーヌ、生姜風味、ラビゴット・ソース

 

こんにちは、カザマですとびだすピスケ2

毎日、政治・経済・社会・スポーツと色々なニュースに接して世の中は色々な物事に揺れているな、と思います。

国民の弟(ちょっと韓国にならってみましたが(笑))、我が大谷翔平選手の契約更改時のにこやかな笑顔を見ると切ない感じがしました。もちろん日ハムで長く活躍してほしい気持ちと、彼の目標であるメジャーに行って欲しい気持ちとの間で揺れるからです(^-^; 最近は「日本の至宝」とも言われる大谷選手です、ワタシとしてはアメリカなどに行かずにずっと日本にいて欲しいなんて思いますけど、そうもいかないしね、、、。ともかくも、来季は今年を上回る活躍をしてくれることに期待してます!

 

 

今日のお料理ご紹介は、真カスベと豚肉のテリーヌ、生姜風味、ラビゴット・ソースです。

フロマージュ・ド・テート・ド・ポール(豚頭肉のテリーヌ)をアレンジした前菜ですよ。豚肉は、ほほ肉や耳、豚足などの部位も使い、真カスベのヒレとをテリーヌ型に交互に重ねて、間に生姜の千切りを湯通ししたものを入れて、オーブンで蒸し焼きに致します。豚ほほ肉、耳や豚足に加えてしっとりとした真カスベの身が加わり、食感の違いが楽しいテリーヌです。またコラーゲンもたっぷりな、乾燥しがちなこの季節には嬉しい一皿になりました(^-^) 香草やエシャロットの風味と酸味がきいたラビゴット・ソースも食欲をそそってくれますよ。ぜひ、お試しくださいね音譜

 

真カスベと豚肉のテリーヌ、生姜風味、ラビゴット・ソース

アラカルト ¥1000

ランチA¥2100・B¥2500・ディナーA¥4000の前菜としても、ご賞味頂けます。

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主婦・朋美は自分の46歳の誕生日に家族で外食してお祝いしようとイタリアンレストランを予約したのだけど。

ちょっと気張ってお洒落してメイクしたら、夫や長男に「似合わない、化粧が濃い、変。」とけなされ、次男はゲームに夢中で一緒に行きたくないと言われ、レストランではグルメを自認する夫(食べログのレビュアーらしい)に料理にケチつけられ、自分の誕生日なのにハンドルキーパーにされてシャンパンも飲めず、さらには「料理が下手。美味しいもの食べて育ってないから味音痴。」などと馬鹿にされ、ついにキレた。

 

「あたし先に出るわ。」と言って、一人車に乗って家出した!

 

今の夫と結婚前に付き合っていた男が長崎にいることを思い出して、とりあえず長崎に向かってみようと高速道路を西へ西へと車を走らせる。

ロードムービー風に、景色が流れサービスエリアに止まれば色々な出会いがある。出会いといっても、素敵な出会いとは限らない。ちょっと親切な男かと思えば、身体を売る女と思われていたり、カレシとケンカして置いていかれた気の毒な女性かと思えば、車を乗り逃げされる。大変だけど、まるでサーフィンしているかのように大波小波をどこか平気に超えていく朋美がいっそいさぎよく気持ちよい。

対して朋美の家族である夫や息子たちは、なんとも自己中な輩で、朋美も完ぺきな主婦ではなさそうだけど、あんまりな家族たち。こんな夫や息子ならば、自分も捨てたい(笑)特に、トイレの使い方(−_−#)

 

こんな展開で、桐野作品とすればどこまでこの家族は崩壊していくのかと興味深々で読み進めたのだけど、これが意外にも後味の良い結末で、いいんだけどちょっと予想が外れて軽く裏切られたような気分。 

ゲーム三昧の中学生の次男が、「お母さんに会いたい。」と電話してきて、修学旅行の費用がいると父親をだましてお金を手に入れ飛行機で長崎にやって来た時も、絶対この子はヤバイと疑ったもんだ。「オレを捨てていった母親」に仕返しするとかなんとか恐ろしいコトを想像したけど、全然そんなことなかった(^-^; ホントに母親が恋しくなったんだな、このゲーム少年。ドキドキしながら読んだのにね(笑)

 

まあけれども、今どきのコミュニケーションが取れにくい家族や、孤独に暮らす老人の生活問題、原爆や震災の被害で残る傷跡、荒野のような現代の世相を切り取りながらのロング・ドライブ、面白く読めた一冊。

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スペイン産栗豚厚切りロース肉のソテー、マスタード・ソース

 

こんにちは、カザマです。

ちょっとだけご無沙汰しました~とびだすうさぎ2 その間にアメーバさん、なんか可愛い絵文字作ってくれてますね(笑) ワタシみたいな年寄りでも、思わずペタしてしまいましたよてへぺろうさぎ

 

とびだすうさぎ1サッそれはさておき、この広い世の中の片隅でひっそり仕事に励んでいる内に、もはや12月に突入し、月初からお客様のクリスマスパーティやランチ忘年会など楽しいひと時にお付き合いさせて頂いておりました。予約帳のところどころに、貸し切りやご人数の多いグループのご予約が入り、賑やかな感じとなってきておりますが、まだまだこれからでも間に合いますよ。ぜひ、年忘れのひと時をカザマでゆっくりとお過ごしくださいませ。

 

そして、クリスマスもひそひそと近づいてきております。

クリスマス・ディナー期間は12月21日(水)~25日(日)です。期間中は、ランチタイムを休ませて頂きます。期間中の開店は17:00でございます。それ以降のお客様のご都合のよろしいお時間でご予約頂けます。

昨年より、時間制を止めましたのでお客様のお好きなだけごゆっくりとお過ごし頂いております。昨年は、最長4時間ご滞在のお客様がいらっしゃいました。お料理はもちろん、シャンパーニュやワイン、食後のチーズも楽しまれ、クリスマスを満喫して頂けたことと思いますつながるうさぎ

今年もそんな楽しくて美味しくてゆっくりワインを楽しんで頂ける、カザマのクリスマスをお届けしたいと思いますカナヘイハート

メニューは、こちらからご覧いただけます。

クリスマス・ディナー「ムニュ・コンセイユ・ノエル」¥10000より

「十勝産黒毛和牛フィレ肉のステーキ、リ・ド・ヴォーのグルマン風、黒胡椒とトリュフの香り」

●ご予約状況ですが、23日、24日、25日は満席となりました。21日は余裕がございます。22日はお席が少なくなっております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

では、本日のお料理ご紹介に参ります。

スペイン産栗豚ロース肉の厚切りソテー、マスタード・ソースです。

このスペイン産栗豚は以前にもご紹介しまして、ご好評を頂いておりました。大切に育てられた白豚で、仕上げに栗をたっぷりと食べさせて肥やすという贅沢な食生活の豚です(^-^) むっちり、しっとりした肉質、繊細なサシが入った赤身、そして脂身がとろりと甘いこと!

この栗豚のロース肉を厚めにカットしてソテーし、豚肉と相性の良いマスタード風味のソースを添えました。

アラカルトやディナーAではかなりの食べ応えある量でお出ししております。ランチタイムでも、量は少し控えめですがお召し上がり頂けます。美味しい栗豚料理をぜひ、お楽しみ下さい。

 

スペイン産栗豚厚切りロース肉のソテー、マスタード・ソース

アラカルト 200g¥3000

ランチA¥2100・B¥2500・ディナーA¥4000の主菜としてもご賞味頂けます。

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札幌黄玉葱のオニオングラタン・スープ

 

こんにちは、カザマです。

雪も降ったり止んだりしながらですが、例年より早い訪れの冬の札幌です。徒歩通勤の朝の寒さ対策にと、とある有名リーズナブル洋服屋さんに何か暖かいものは無いかなーと通勤着を探しに行きました。CMを見てるとあったかそうですもんねー(^-^; で、いいものをゲットできました!ダウンコートの下に着用してみると、それはそれはアッタカです。そのお店での品名は、「フラッフィーフリース フルジップジャケット」とありました。舌も噛みそうですし、年寄りにはカタカナ名前は覚えられないので、さっきネットで調べてみたのですが(笑) 軽くてふわふわの手触りが気持ちよくて、でもコートの下でも邪魔にならない厚み(というか薄さ?)で、いい感じです。これで冬の通勤はバッチリですウインク

 

 

というような寒い寒い冬に、嬉しい一品のご紹介ですよ!

札幌黄玉葱のオニオングラタン・スープ、始まってます音譜 

玉葱札幌黄

札幌黄は昔から札幌で栽培されてきた品種の玉葱ですが一時作付けが減っておりましたところ、過熱した時の甘みが強く美味しい点が見直され、近年生産量が増えてきております。

カザマでもここ何年かは、オニオングラタン・スープには札幌黄を用いております。写真のように大量の玉葱をあめ色になるまで根気よく炒めてオニオン・トンベを仕込みます。

オーダーが入りましたらこのオニオン・トンベにチキンブイヨンとコンソメを同量にして過熱してオニオン・スープを作り、ココットに注いで上にバゲットの薄切りとグリュイエールチーズをたっぷり乗せて上火で焼き上げます。

熱々のところをふうふうしながら、火傷しないように気を付けて、どうぞラブラブ

 

札幌黄玉葱のオニオングラタン・スープ

アラカルト ¥1200

ディナーC¥8500・ムニュコンセイユ¥10000のスープとしても、ご賞味頂けます。

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ブルゴーニュで会いましょう

 

ブルゴーニュのワイン農家を舞台にした映画ということで、とても観たかった映画なので公開後の最初の休日に早速の鑑賞。

ブルゴーニュには2度行った事があるが、一度目は冬だったので景色がちょっと寂しかった。2度目は4月だったが、やはり葡萄の樹はまだ葉を出しておらず、上のポスターにあるような緑一面という風景は見られなかった。それでも、ボーヌの町郊外に広くどこまでもゆったりと広がる葡萄畑は、春の日差しに包まれてやや煙るような柔らかな風景で、夢の中にいるようで胸が一杯になったもの。大好きなブルゴーニュワインの産地に立っているというだけで、幸せな気持ちになっていたのだ。

 

映画は、主人公のシャルリがワインのテイスティングをしているシーンから始まった。パリでワイン評論家として成功し、新しい評価本を出版し記念パーティがブルゴーニュのクロ・ブージョ城で開かれた。彼はそこで、一人の女性と出会い一夜の関係まで持ってしまうような男として登場だ。都会で成功して富と名誉を得て、女性関係も派手そうなやや傲慢な印象の男。

 

シャルリの実家はブルゴーニュの歴史あるワイン農家。家業を嫌って15年前に家を出たシャルリ、母は亡く、シェフとしてレストランを切り盛りする妹がおり、妹の夫が醸造家として、シャルリの父を手伝いワインを生産している。しかし、跡継ぎと思っていた息子に背かれた父のフランソワはやる気を失っていて実家のワインは評判を落とし販売も不振。今や、倒産しかかっており畑を日本企業か隣の成功しているドメーヌかに売らなければならない瀬戸際に来ていた。

 

パーティのために久しぶりにブルゴーニュに帰り実家を訪れたシャルリは妹に窮状を打ち明けられ、手助けを求められた。実家から抜け出したかったシャルリとはいえ、老いた父親を見捨てることや祖先から伝えられた畑とドメーヌを失うのは、やはり考えられず、自らワイン作りに乗り出し、家業を立て直す決心をしたのだった。

 

というようなストーリーに乗せて、美しいブルゴーニュの風景がこれでもかとスクリーンに映し出され、観ている自分はもう胸いっぱい。ブルゴーニュを訪問した時の感激が蘇り、幸せホルモンが脳内分泌状態(笑) ブルゴーニュは遠くて中々いけないのであるが、今やここ北海道はワイン産地として、ワイン用の葡萄畑があちこちに増えている状況。自分も、ここ何年かは毎年、緑の季節や収穫の季節に幾つかのワイナリーや葡萄農家さんを訪問させて頂いている。映画のブルゴーニュの風景が、身近な余市や空知の葡萄畑と重なり、それがまた胸いっぱいの中身を増やし、幸せ度はさらに高くなるという、なんともいえない感動の鑑賞である。

 

シャルリが実家に戻ってワイン作りをすることになっても、父親のすねた態度は変わらず、協力もない。新しい技術を使わず、昔風の作り方に戻すというシャルリの方針には懐疑的な父親だが、勝手にやってみろと言いながらも、つい気になってあれこれ口を出す。家族でぶつかり合いながら交わすセリフの一つ一つに、気候に左右される農産物である葡萄を育てる難しさや、古くから所有している畑やドメーヌを次の世代に伝えていく思い、畑の管理に対する考え方などが表される。それは、自分が訪れてお話しを伺う北海道のワイン農家さん方の思いとも重なり、胸に響いてくるのだ。

 

映画は、やはりストーリーとしての盛り上げや起伏も必要だから、現実の農家さんや生産者さんから見るとまた違うということもあるかも知れない。自分も生産者さんを訪問しているとはいえ、農業も醸造もほんの上辺しか知らないから、本質的なことは分からないけれども、映画の登場人物たちの言葉には本当に胸を打たれた。自分に取ってはとても良い映画であった。

 

ところで、他の方の感想はどうかなと思って、例によりyahoo映画などのレビューを見てみたのだが、、、、。驚きの低評価!

この後はネタバレになる部分があるので、ご注意ください!

 

 

 

 

 

 

陳腐なありふれた家族の物語。自己中な人々で怒りを覚えた。風景は美しいのだが、、。登場人物の誰にも共感できない。主人公の彼女が結婚相手がいるのに主人公と関係を持ってしまうのがひどい。などなど(^-^;

確かに、まあそれはそうかも、頷けなくもないかな、というような点もありはするし、そもそも人の感想はそれぞれだから、自分が満足したからといってみんながそうとは限らない。

 

例えば、父親はワイン作りに情熱を失っているのに、破産しそうになっても趣味の船作りにのみ精を出し、では畑を売って借金を清算しようという話になると、頑として畑は手放さないと主張する。ならば仕事を熱心にしろよと思うがそれもしない。確かに、理解できにくい男だが、これはよほど息子が家を出たことが堪えていて、心の傷が深く立ち直れていないのだなあ、と自分としてはそう解釈する。

 

冒頭のパーティーでシャルリが出会い一夜をともにしてしまう女性は、その後実家で再会し隣のドメーヌの一人娘で幼なじみのブランシュだったと分かる。ブランシュはこの時婚約者がいたので、それなのにシャルリと関係を持ったのはふしだらともいえるが、その後の展開を見ていくと、おそらく彼女は子供の頃からシャルリを好きだったのだろうと思える。人生にはこんなこともきっと起こるよ、と自分なら言えるな(笑) おっと、自分の経験ではないけどね(^-^;

 

皆さんのレビューを読んで一つ分かったことは、この皆さんはみんなそれほどワイン好きではないな、ということである。中には全く酒が飲めないと書いておられる方もあった。

とすれば、ワインに思い入れが無い人が見るべき映画ではないのかも知れない。

 

シャルリがブランシュから教えて貰った、収穫のタイミングを決める、葡萄の種を噛んだ時の味わい。自分も来年収穫のお手伝いに行けたら、ピノノワールの種を噛んで味わってみよう。

 

ワインを愛する(なんていうのはちとおこがましい気もするが)自分には、最高の感動の映画であった。

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初冬のムニュ~サロマ湖産牡蠣とエゾ鹿

 

こんにちは、カザマです。

昨日は少しぐずついたお天気でしたが、午前中は日ハムの優勝パレードがあり、その模様は開店準備をしながらラジオの中継を聴いて楽しんでおりました。ランチにお越しのお客様の中には、パレード見物帰りの方もあり、「大谷選手を生で見られた!」と楽しいお話を聞かせて頂きました。やっぱり「顔ちっちゃーい!」というご感想でした。ワタシもいつか近くで生大谷くんを見たいですが、そんな機会が来る前にメジャーリーグに行ってしまうかも知れません、、、。

そして、午後はコンサドーレのJ1昇格を賭けた大事な試合、引き分けではありましたが昇格が決まり、ファンは燃え上がったことでしょう!当店のお客さまにも沢山のファンがいらっしゃいますが、土曜日にご来店されたご常連のお客さまもドームで試合観戦の予定とおっしゃってましたから、昨夜はさぞかし嬉しい1日となったことでしょう。

道民にとって、日ハムとコンサドーレは大きな楽しみをくれる素敵なチームです。おめでとうございますクラッカー

 

 

さて、ヌーヴォの解禁も過ぎ、夏のスポーツの季節も終わりますと、いよいよ冬本番へまっしぐらという感じです。クリスマスのご予約も頂く季節となりまして、年末へ向かって気を引き締めていかねばなりません。

ですが、冬の美味しい食材を前にしてなんだか目尻が下がり、心ウキウキするような気持になってしまいます照れ

旬の牡蠣と狩猟シーズンのエゾ鹿、この美味なる食材でもって初冬の恵みを楽しんで頂こうと「初冬のムニュ」を組みましたよ!

牡蠣は色々な前菜として既にご紹介しておりますが、牡蠣好きの方はそれを全部食べたいとアラカルトで追加して下さる方が多くいらっしゃいます。ですので、牡蠣料理をまとめて召し上がって頂けるムニュと致しました。

 

 

サロマ湖産殻付き生牡蠣(3個)、レモンとエシャロット・ヴィネガー添え

 

カリフラワーのムースとサロマ湖産牡蠣(2個)のショーフロワ、コンソメ・ジュレ添え

 

サロマ湖産牡蠣(3個)のグラタン、カレーの香り

 

サロマ湖産牡蠣(3個)のクラムチャウダー

 

白糠産エゾ鹿ロース肉のポワレ、フランボワーズ・ヴィネガーのソース

 

パン

コーヒー、エスプレッソ、紅茶

 

初冬のムニュ ¥8000(税別)

11月20日(日)より12月上旬くらいまでのご用意の予定です。

「初冬のムニュ」のご予約受付は終了させて頂きました。またの企画をお楽しみに!

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ボジョレー・ヌーヴォ2016 解禁

 

こんにちは、カザマです。

11月17日(木)はフランスワインの新酒、ボジョレー・ヌーヴォの解禁日。朝から新聞やテレビ、ラジオ、もちろんネットでも賑々しくヌーヴォの話題が花盛りでしたね。1年に一度のお祭りですから、それもまた楽しいことです。レストランを営んでいる身としても、やっぱりヌーヴォの解禁はいつも楽しみです。

 

ここ何年かは、解禁に合わせて作り手違いのボジョレー・ヌーヴォを数種仕入れて、グラスでそれぞれ味わって頂きながら、お料理を合わせた「ボジョレー・ヌーヴォ・ディナー」をご用意しております。

解禁日の昨夜は、ヌーヴォを楽しむお客さまで賑わいました!

 

ジャン・フォワヤール ボジョレー・ヌーヴォ2016

鮮やかで透明感のある果実味、繊細で気品のあるスタイル。マルセル・ラピエールらと並びボジョレーのヴァンナチュールの基盤を作り牽引してきたフォワヤールのエレガントなヌーヴォをお楽しみ下さい。

 

シルヴェール・トリシャール ボジョレー・プリムール・セレネ2016

2012年から伯父さんの畑を譲り受けた新しい生産者。自然派のワイン作りで昔ながらの美味しさのワインを体したいという思いを、ラベルにもあるギリシャ神話の「月の女神セレネ」の古典的なイメージで表しています。

 

マルセル・ラピエール・シャトー・カンボン ボジョレー・ヌーヴォ2016

自然派ワインの第一人者であった故マルセル・ラピエールのワイン作りは受け継がれて広まっています。ビオ・ディナミ(有機栽培)、野生酵母発酵、酸化防止剤未使用の美しい味わいのヌーヴォです。

 

フィリップ・パカレ ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール2016

マルセル・ラピエールを叔父に持ち、天才とも称されるフィリップは自然派の作りに論理的思考を取り入れさらなる飛躍を続けています。フェミニンで透き通るような飲み口、和出汁のようにしみじみとした味わいをどうぞ。

 

ルー・デュモン ボジョレー・ヌーヴォ・ヴィエーユ・ヴィーニュ2016

ジュヴレ・シャンベルタン村にワイナリーを持つ日本人の仲田晃司氏の作るヌーヴォは、樹齢70年以上の超古木から低収量の葡萄で作られ、非常に凝縮した味わいです。

 

ルロワ ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール2016(1グラス)

ブルゴーニュ地方最高の生産者の一つとして知られるルロワ社のプリムールは、優美でエレガント、やっぱりルロワは素晴らしいね、で落ち着く最高峰のヌーヴォ。今年も美味に酔いしれましょう。

 

 

MENU

シャルキュトリー盛り合わせ 自家製お肉のテリーヌ・ハム・鴨肉のスモーク

エスカルゴとキノコのパイ包み焼き

ジャレ・ダニョー(仔羊骨付きすね肉)のブレゼ、レンズ豆とインゲン豆の煮込み添え

パン

コーヒー、エスプレッソ または 紅茶

 

それぞれの作り手の個性が表れたヌーヴォたちを存分に楽しんで頂けたことと思います。ワタシも一口ずつテイスティングしながらでしたが、軽やかな味わいやまろやかなもの、凝縮感のあるもの、そして果実味が甘やかでやっぱり素晴らしいと感じた1本、楽しい解禁日となりました。

ご用意したボジョレー・ヌーヴォはご予約のお客様の分で売り切れとなりました。今年もご来店ありがとうございました!

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