2012年のゲーム販売 (1月16日~1月22日) | アドベンチャーゲーム研究処

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アドベンチャーゲーム(AVG・ADV)の旧作から新作まで、レビュー+紹介を主として取り上げるブログ。(更新は不定期)
取り上げる範囲は家庭用のみです。

【ランキング】

今週の4gamer.net全国ゲーム販売数ランキング(20位まで)
今週のGpara.com全国ゲーム販売数ランキング(30位まで)

先週のランキング(アドベンチャーゲーム研究処)

【今週のADV販売】

逆転検事2 NEW Best Price!2000
DS『逆転検事2 NEW Best Price!2000』
販売・開発:CAPCOM 順位:28位

市場価格と比較すれば明らかにリーズブルな価格帯で発売された、
『逆転検事2 NEW Best Price!2000』は意外と低めで28位スタート。
ランキングトップ20位圏内で0.5万本の競争は緩めな週でこの位置ということは、
恐らく2000~3000本周辺かと思われ、水準としては歴代のNEW Best Price!とほぼ同等か。
このシリーズの廉価版は定番商品として長い息で売れ続けるだけに
現時点での数字は参考程度でとどめておくのが妥当かと思われるが、
とはいえ3DSの台頭でいよいよ旧DS市場そのものが斜陽…というよりもはや落陽なので、
来月公開の映画版『逆転裁判』以降、店頭でどう扱われるかは今のところ謎。

心霊カメラ ~憑いてる手帳~
3DS『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』
販売:任天堂 開発:任天堂/コーエーテクモホールディングス 順位:27位

先週1.6万本を販売した『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』は、2週目で27位まで一気に下降。
内容的には粘りを期待できそうにない…とは思っていたものの、
想像以上に初動寄りな推移で、AR前提という物好き受けしすぎる仕様や、
季節はずれかつ近接した時期に大作の控えていたホラーと言うジャンルが祟ってしまった印象。

【中間地点】

リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産 特典:『リズム怪盗R』スペシャル・セレクションCD 付き
3DS『リズム怪盗R 帝王ナポレオンの遺産』
販売・開発:SEGA 順位:2位(3.2万本)

体験版の配信、ゴールデン帯のCM投入などで一気に注目度を上げていた
『リズム怪盗R 帝王ナポレオンの遺産』は新規作としては健闘して初週で3.2万本を販売。
同じ『レイトン教授』系で最高記録だった『トレジャーリポート』(1.4万本)も超えており、
「謎解き」というゲーム上の売りである部分まで被せた他の作品よりも、
リズムゲームという独自性を出した本作のほうが売りになっているのは何とも皮肉だ。
評判のほうは良好で、キャッチーな外観を含め長期的なセールスを期待できる素養はありそうだが。

【今週のゲーム販売】

ニッチ向けな感が強かった、今週の新作。

お姉チャンバラZ ~カグラ~  【CEROレーティング「Z」】キキトリック

 正月も過ぎ去った今週のゲーム市場は全体的に低調で、その煽りも受けて新作は概ね1~2万本帯で集中している。新作の1位は上述の『リズム怪盗R』で、それに続くのはXBOX360『お姉チャンバラZ ~カグラ~』で2.2万本(消化率90%)のセールス。久しぶりの据置き機での新作、その方向で狙い撃ちな露出が効いたのか、前作の累計を初週で達成することに成功。国内ではますます存在感のなくなるXBOX360市場だが、独占でニーズにあうところを狙えば結果は出るということ、と受け止めておこうか。遠藤正二郎氏が監督・脚本を行っていたPSP『ヒーローズファンタジア』は1.5万本と、お祭り企画としては不発。微妙な面子を集めても成立しないプロ野球のトレードと同じようなもんだろう。コナミにとっては試金石タイトルだったであろう3DS『ラビリンスの彼方』は、微妙な露出にわかりにくいゲーム内容が裏目に出てしまったのか1.4万本と微妙すぎる結果に。そしてゲーマーコミュニティからほぼ無視されている『官能昔話 ポータブル』は24位にひっそり登場。Wii『キキトリック』は…発売前からわかっていたことだが、TOP50にも入らない行方不明。

冷え込み激しかった、今週の旧作。

ニンテンドー3DS アクアブルー

 ということで予想以上に冷え込んでいる今週のランキングで一位となったのは相も変わらず『マリオカート7』だったわけだが、数字としては3.5万本と落ち込み気味。まあ『モンスターハンター3G』(3.1万本)『スーパーマリオ 3Dランド』(2.6万本)と数字的に合流し始めているのを見るに、安定期へ突入したとも言えるか。3DS本体のほうは意外に落ちていない(8.1万台)ので、この波に次週の『バイオハザード リベレーションズ』は乗って行きたいところだろう。PS系では先週1位の『魔装機神II』が1.1万本と予想通り初動寄りだったことくらいしか話題が見つからず。

【コメント】
さりげなく更新を休むテクニックを習得した気がします。(視線そらし)

女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。(初回購入特典「こころが水着に着替えたら。」ダウンロードカード同梱)

『真かまいたちの夜』新たな“犯人当て”も…サイドシナリオ第2弾を配信(Gpara.com)

1月26日は配信予定だった年明けと言えるのだろうか。
ついでにテコ入れで犯人当てシナリオで商品つきのキャンペーンも行うそうな。
個人的には『TRICK×LOGIC』のミニ小説のようなプレミア感がないのでポテンシャルが上がらず。
正直DLC展開も。2時間あればクリアできてしまうサウンドノベルのサイドシナリオを
ばらして400円で売っていく…というのは無理があるのでは、と思っちゃったりしなくもなし。

本格ホラー『ナナシ ノ ゲエム』『ナナシ ノ ゲエム 目』に続くシリーズ最新作『ナナシ ノ 或プリ』がiPhoneに登場!(電撃)

商標登録した時点でまあわかっていたが、新作はアプリ展開へ。
小規模なインディーズノリのものや、DSの十八番だった手軽さ推しのアドベンチャーが
どんどんアプリへ移行している気がするのは、おそらく勘違いだろう。

『シュタインズ・ゲート ダブルパック』の特典と価格が判明(ファミ通)

予約特典はダブルパックにしか付属しないのか…ファンの皆さん、お疲れさまです。

3DS『女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。』パッケージ公開(Gpara.com)

『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』でセガ陣と感情揺さぶる通信対戦! インタビューや読プレもお届け(電撃)

『ルートダブル』キャラ紹介その3――新人レスキュー隊員・守部洵の魅力に迫る! 幼少時の洵の姿も(電撃)

劇場版『逆転裁判』公開記念 成宮寛貴が叫ぶ「異議あり!」は必見『みんなで異議あり!』(ファミ通)

任天堂、450億円の営業赤字に転落へ 3DS販売台数を下方修正(ITmedia)

2012年1月27日(金)経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会(公式)

WiiUは年末発売、3DSに横スクロールマリオ投入…というのが主な話題。

バイオハザード リベレーションズ

海外レビューハイスコア『バイオハザード リベレーションズ』(iNSIDE)

バイオハザード15周年&3DS「バイオハザード リベレーションズ」発売記念--加山雄三さんと鈴木史朗さんスペシャル対談(GameSpot)

ということで現在プレイ中。とりあえず6章までクリア。
携帯機を言い訳にしないスケール感で、かつしっかり「バイオハザード」しているのは
(随所で性能的に無茶っぽい部分も見かけるものの)今のところ破綻はなく好印象。
もちろん、視界の狭さや操作の勝手の悪さなどハードの制約から気になる部分も生まれているのだが、
それを逆手にとって硬い敵がにじり寄って来る系へ転向しているため、
少ない敵を意識する切迫感という意味では原点回帰と言え、是か非か評価は別れるところだろう。
(個人的にはこのアプローチもアリなのだが、怖さを煽るため画面を狭く暗くしすぎた結果、
水中ステージに登場するアロワナを撃つのが異常に難しくなっているのが少し残念。)

3DS屈指のグラフィックスも含めハード所有者は一度プレイしておいて損はない出来だが、
ただまあ、気軽に途中で止めたり再開したりなゲームでないのも間違いなく、
どちらかと言えば外で遊ぶのではなくどこでもプレイできる腰をすえた作品という印象なので
息継ぎなく遊びたいというユーザーでないと少し重たいのでは…と思わないでもない。
いや、3DSの方向性自体が「そっちもアリ」なんだろうけどな。うん。

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