ダメなヒロインにありがちな15の要素 | アドベンチャーゲーム研究処

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【概要】
帰ってきたあるあるネタ企画。
記事を重ねると共に、どんどんネタの数が減っているのはご愛敬。

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【ダメなヒロインにありがちな15の要素】

1.常に上から目線。

意外と目にするパターン。
劇中では最初から仲が良いという設定から、プレイヤーとギャップが発生しているのが原因。
基本的には幼なじみ設定だが、まれに初対面でこのタイプのキャラクターもいる。
段階を踏んでから仲がよくなると、度を越えた上から目線でも許されることが多い。

『逆転裁判』の綾里真宵や、『クロス探偵物語』の西山友子とか。

プロジェクトハッカー 覚醒SuperLite 2000シリーズアドベンチャー 此花パック ~3つの事件簿~逆転裁判4 NEW Best Price!2000
初対面のその時にイニシアチブを握られたその瞬間から、地位関係が確定してしまうのはリアルでもゲームでも同じ。

2.デリカシーがない。

ストーリーを続けるための繋ぎ行為。
事件の当事者が「放っておいてくれ」と意思表明しているにもかかわらず、
ヒロインの独断で調査させられる…というのがモデルケース。
それは劇中「おてんば」として扱われるものの、明らかに「でしゃばり」である。

3.必要以上にかまってくる。

何の脈略もなく、主人公とフランクに絡んでくる。
挙げ句の果てには出合って数ヶ月という設定のヒロインに、
「そんなの主人公くんらしくないよ!」なんてコメントされることも。
美少女ものではむしろデフォルト設定なので、それなりのシフトが要求される。

4.暴走癖がある。

どうやって潜入するか?という話をしているのに、
何も考えず正面突破や単なる迂回をしかけたりするヒロインの事を指す。
…ライターさん、幾らなんでも手抜きすぎやしませんか。

5.中盤くらいから他の男と「ねんごろ」になってた。

このケースは意外とどのジャンルでも見かけることが。
要は裏切りヒロインだが、基本的には主人公との決別がうやむやだったり
後半になって立場が不利になると寄りを戻そうとすることが多いので非常にウザい。
そんなところをリアルにしてどうしたいのだろう。

DESIRE
名作として誉高い『DESIRE』だが、実態は絵に描いたような小者にヒロインを寝取られたので別の女でハーレムを作るという男の虚しい間接的な復習劇である…。って、ちょっと大げさすぎるか。ま、正当な評価はネットを漁れば幾らでも。家庭用に移植する際、濡れ場の描写を避けるために“催眠術で”カバーするというスタンドプレイがなされたのはソコソコ有名。

6.いきなり手のひらを返す。

事件解決→何もしてなかったヒロイン「私は主人公のことを信じてたよ!」的な展開。
項目1と連動するヒロインの場合だと破壊力が増大。

7.意味深なことを言うが、肝心な部分は触れない。

大抵は脚本家が先を考えずに描写したのが原因。
危険事態に直面すると、知っていたけど何もできなかった的な言い訳が待っている。
実はヒロインも何も考えずに意味深なことを言ってることもある。

8.髪型が無重力。

あなたの頭はチョコレートパフェか何かでしょうか。
イラストレーターが書き分けのできないのが原因…だけではあるまい。

9.居て当たり前の存在になっている。

シリーズものではかなり高確率で入っている条件。
付き合いが長すぎて、関係に発展も進展もない惰性的なものになっているケース。
もはや夫婦ともいえる状況なのだが、ヒロインとして良いのか?
という疑問がゲームプレイ中に浮かんでくるところではある。

探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンドSEGA THE BEST かまいたちの夜2 特別篇
むしろ進展させるとブーイングされたケースもなかったわけではない。

10.騒動に巻き込まれる原因。

ストーリーが発生させるための方策。
そのため流れ的に変になっていることが多く、イライラの原因になりがち。

11.やたらと単独行動をとりたがる。

単独行動後、再会すると窮地に陥っているという展開がベタ。
というか、それシチュエーション狙いの行動なので実はライターの都合による後付。

12.ヒロインが同姓。

数年前のトレンド。
他の商品との差別化…なんだろうけど、普通のソフトと思ってプレイすると面食らう。
「クリア=ヒロインとくっつく」という公式が遙か昔からゲームにはあるのだが、
このパターンの場合は…いや、あえて言及するところではないか。

奈落の城 ポータブル 一柳和、2度目の受難 特典 録り下ろしドラマCD付きSuperLite2000 アドベンチャー アカイイト
コメントし難いです。

13.ヒロインというか、女性キャラクターが全部同じ顔。

むしろお約束と捉える流れもある気がする。
シリーズものだと、作品毎に顔が変わっているということもある。

14.終盤に取って付けたように活躍の場が…。

重要な証拠を持ってきてくれる…という展開。
非常にベタだが、タダ単にシナリオ内で居場所がなかったとも言える悲しさ。

15気づいたらヒロイン格ではなくなってた。

気づいたら女性登場キャラクターが増えすぎた結果、
ヒロインだったはずの登場人物が単なる女友達になっていた…というパターン。
美少女ゲームの場合では、たまに意中の相手が攻略不能という、
「元々ヒロイン格じゃない」バグが発生するらしいが、現実なんて概ねそんな感じである。

流行り神3 警視庁怪異事件ファイルクロス探偵物語1 前編
相方のごっつい男刑事がヒロイン扱いになっていた、『流行り神』という奇特なパターンも存在しないでもない。

【コメント】
何、この記事…サラマンダーより、ずっとはやい!!
…よーーーく考えたら今回挙げた要素をかなり踏襲してるな、あのヒロイン。
さすが、あそこまで語り継がれるキャラクターだと感心しないでもない。

バハムート ラグーン
何を言っているのか解らない人は、「ヨヨ」で検索されたし。

まあ、そもそもヒロインの性格付けとかそーいうのよりも、
展開と言動に整合性がないのが原因なので、結局はライターの腕の問題。



永井豪…というより、故石川賢の代表作『ゲッターロボ』のアニメ版OP。
今では厳禁になっているパカパカ演出をかなり使っているので、
その知名度の高さと比較しても、地上波では滅多にお目にかからない。
余談だが「シルバー事件」の須田51はゲッター1が好き(理由…原作だと目が多いから)で、
バイオの三上真司はゲッター2が好き(理由…ドリル)らしい。どこまでゲッター3は不遇なのか。

超合金魂 GX-52 ゲッター1 from 真ゲッターロボ
ゲッター1。この機で最も有名な武器ゲッタービームは再弱の攻撃方法。ゲッタートマホーク(斧)を片手に戦う姿は、今見れば完璧にジェイソン。顔もなんだかホッケーマスクっぽいし。言っておくが、ジェイソンの方がゲッターより後出。

リボルテックヤマグチ No.08 ゲッター2
ゲッター2。地上戦用で、ドリルによる地中戦や攻撃が個性。パイロットはクール枠だが、マンガ版では単なる異常者。でもボインちゃん好き。

根付 キュージョン ゲッターロボ (3号)
ゲッター3。水中戦用のロボット。ゲッターでは唯一飛べない。飛べないブタは単なるブタ。