例によって、Q1回のビジネススキル棚卸時期なので、やたらこれもんの本を乱読している今日この頃。
まぁ、僕は20代ですけど、そんなことは関係なく。てか、「まだ20代だから」って甘えているやつが大嫌いでして(とか毒を吐いてみる)。
以下、本書のレバレッジメモ(組織共有なので、少々メモ多めです)。
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・ストレスフリーとは「多くの人に感謝され、常にさわやかな気持ちでいられる」ということ。
・自由人とは「世の中や他人に自分の行動を制限されず、常に複数の選択肢の中から選ぶことができる」ということ。
・水車の法則:止まっている水車を動かすには、最初に大量の水が必要になる。しかし水車が一度回り始めたら完成が働き、少ない力でも回転させ続けることができる、という法則。
⇒すなわち何かを帰るときには、必ず摩擦が生じて、最初の段階で大変な負荷がかかるが、諦めずやり続けることで慣性が働き始め、それ以降は負荷が低減していく、ということ。
・変化対応可能な意識の持ち方
①今やっているこの作業はどういう意味があるのか
②もっと効率・効果を高められる方法は他にないか
③顧客のニーズや行動パターンの変化、環境の変化とどういう因果関係でこのような結果になったのか
⇒上記のような問題意識を持つことで、変化対応可能なポータブル(どこにでも持ち運び可能)な意識を育むことができる。
・プロフェッショナルの思考・行動特性
①高い倫理観、責任感、達成意欲がある
②主義思想に裏打ちされた「能力・成果」が行動として表にでている
・仕事の付加価値が高く、スキルや意欲のポータビリティ(持ち運びできる、どこでも通用する)がある人材を目指すべし。
・マルチプル・インテリジェンス:複数のスペシャリティ領域を持ちながら、全体を俯瞰してマネジメントもできる、マルチな知性やタレントを持つ状態。
・片山右京のコトバ:「僕は別に特別な人間なんかじゃない。F1でも、特別速かったわけでもない。でも走り続けていたら、周りの人たちがだんだんといなくなったんだ。途中でみんな諦めて辞めちゃうんだよね。そして気づいたら、いつの間にか僕が先頭を走っていた。ただそれだけのことなんだ」
⇒「努力し続ける力」の典型。
・仕事ができる人間は、自分自身を評価する「指標」を数多く持っている。
⇒自分を評価する指標を細かく持つこと。自分の仕事や能力を測る指標を細かくブレークダウンする。
・限界からの“もうひと踏ん張り”がきくか否かが並みの人間と偉大な人間との差である。
・ハップンスタンス・セオリー:変化の激しい時代には、「キャリアは基本的に予期しない偶然の出来事によってその8割が形成される」とする理論。そのため、個人が自律的にキャリアを切り開いていこうと思ったら、偶然を必然化する、つまり、偶然の出来事を自ら仕掛けていくことが必要になってくる。
⇒「どうしてその偶然が起きたのか」を考える癖をつける
⇒とにかく期待以上の成果を出すにはどうすれば良いかを徹底的に考える
⇒自分の立場よりも「一段高い視座」でモノを見て行動する
・自分の評判コントロール法
①人前に出て目立つ
⇒講演依頼などは待っていても来るものではないので、自分の得意分野や講演内容が受け入れられそうな団体に提案書を送って売り込む必要がある。
②常に期待された以上のアウトプットを出す
③フットワークが軽い人、声のかけやすい人になる
④発言・報告書・提案書に「自分の哲学・強み」を込める
⇒コトバにして込める、文字にして込める
⑤会社の発表、社内の論文賞などに積極的に応募する
・自分のブランド評価は、結局他者が決めるもの。したがって周囲からの評価を知ることは重要。
⇒周囲の人に聞いてみる。
→「私の長所と短所、5個ずつ言ってみて」など。
⇒自分が思う「自分」と他人が見た「自分」を同じにする
・「センス」とは、意識と経験によって醸成されるものであり、それはトレーニングによって高めることができる後天的能力である。
⇒トレーニング方法
①手本に触れる
→世の中のたくさんの手本に触れる
②まねて自分でやってみる
→自分で作ってみる、やってみる
③何度も繰り返し練習する
・やる気とは、やり始めなければ沸いてこないものだ。
【会議におけるホワイトボード活用法】
・最初に会議の目的と議論すべきテーマ、会議中に出すべき結論を書き出す
⇒参加者の意思統一効果
・一人一人の発言を以下点を注意して書き出していく
1.同列のテーマは箇条書きにして線で結ぶ
2.原因なのか、結果なのか、わかるように矢印で結ぶ
3.同類カテゴリーは線で囲み、グルーピングする
⇒論点のズレ、拡散を防ぎ、議論の背景、結論に至るまで共通認識が持てる
・分厚い人的ネットワークを持っているヒトは、人的ネットワークのハブとしての役割を果たしている
⇒自身が「ハブになる」という意識を持つべし。
・仕事は「個」と「個」のつながりが積み重なったもの。重要な仕事になればなるほど、「個人」につくものである。
・組織はヒトによって形成され、ヒトによって運営されている。そしてヒトの行動を最終的に決定づけるのは「経済合理性」だはなく、「感情」である。
⇒第三者への説明や説得の場合には、根拠を集めて外堀から埋めていくのが得策。
⇒結論がスムーズに受け入れられるようにストーリーを工夫する必要がある。
ex.
「現在こういう状況である。考えられる対応策はこれこれである。それぞれのメリット・デメリットはこういうものがある。しかし我々の本当の目的はこの点である。だから、こういう施策を打っていく必要がある。そうするとこちらが犠牲になるが、この方法で多少は補える。よって、こういう対策が望ましい」という具合。
・上司は資源の一つである。
⇒経験が豊富で、権力を持っている。
⇒うまく活用するには、
①上司もヒトの子、欠点や間違いはある、と認識を帰る
②その上で、上司の弱点を補強し、上司の持っている資源をうまく引き出して、上司をコントロールする
③上司が高い評価を得られるようなサポートをする。上司にも上司がいるのだから。
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できるヒトのマインドセット的な観点から参考になる部分が多い。最後の「上司の使い方」に関する記述周りとかは結構僕に足りてない部分だし、僕の組織のメンバーも足りてないところだと思う。
また「仕事は「個」と「個」のつながりが積み重なったもの。重要な仕事になればなるほど、「個人」につくものである。」という記述に非常に共感。
最近同期の中でも出世頭であるこいつ とかこいつ とかと飲むと、朝まで「組織」についてアツク語ることが多いんだけど(気持ち悪いことこの上ない)、僕は結局は「個」だと思っている節がある。
超強力な組織の仕組みを構築し、それを持ってワークしている組織でさえ、それを作った強烈な「個」ないし「個の集まり」がいたわけで、「個」にフォーカスしないマネジメントは絶対にワークしないと思っているし、僕は逆にそうでない組織に属したくは無い。
また「個」の意識が本当に強い人間は、組織に対して「開いて」いるもんだ。開いてない「個」は逆に「自分」フォーカスの「自己チュー」でしかない(ココ大事)。
昨日、僕の統括する組織の戦略MTGをやったけど、やっぱり目指すべきところは「強い個の四則演算によってパワーを発揮する組織」であり、軽はずみな仕組み作りで何とかしようという視点は捨てて伸ばして生きたい(もちろん、この考え方が通じる組織の許容量ってのは絶対あると思うんだが)。
もうちょっといろいろ考えよう。
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