「大盛 ぶーこ」の事例から考える:モバイルSNSユーザーなのか、モバイルSNSモードなのか。 | アドマン3.0=人事になりました。

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このごろ、ちょっと悩んでしまう。

モバイルSNS上で、やたらとタイアップキャンペーンが乱発されてきており、特にアカウントタイアップ型キャンペーンの量は本当にものすごい量である。

アカウントタイアップとは、媒体によっては「公式プロフィール」ともいい、企業がスポンサードする仮想人格やアバターを使ってSNS上にアカウントを開設し、日記を更新するなどよりユーザーに近いところで展開するキャンペーンのこと(アドマン解釈です、間違ってても責任持ちませんw)。

最近のものをちょっと整理してみたが、直近だけでこれだけの量。一度の実施にミニマム1000万位はかけないとよい展開はできないから媒体側もウハウハでしょうね。

※今回は色々お世話になっているGREEの中からピックアップ。
※PCでも閲覧することは可能ですが、モバイルに転送してご確認いただくことをお勧めします。

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■株式会社ハドソン:「ガチャボン」⇒http://gree.jp/gachabom

■株式会社東芝:「Bob Born」⇒http://gree.jp/bobborn

■イオン株式会社:「★ゆかたん」⇒http://gree.jp/yukata_magic

■リーバイ・ストラウス ジャパン:
「nina」⇒http://gree.jp/ninaleroy
「浩平」⇒http://gree.jp/koheikanda

■KDDI株式会社:「EZナビ情報局」⇒http://gree.jp/6771490

■株式会社リクルート:「とらねこ」⇒http://gree.jp/toraneko

■サントリー株式会社:「ネオン」⇒http://gree.jp/pepsinex

■コナミ株式会社:「METAL GEAR SOLID MOBILE」⇒http://gree.jp/mgsm

■日本ロレアル株式会社:「マスカァラ王子」⇒http://gree.jp/maybellinenewyork

■株式会社タイトー:「インベーダー」⇒http://gree.jp/4131442

■株式会社ローソン:「ハッピー子育てミッフィー 」⇒http://gree.jp/3941918

■株式会社テレビ東京:「イツザイ運営事務局」⇒http://gree.jp/3937595

■株式会社ローソン:「春のリラックマフェア」⇒http://gree.jp/3087048

■株式会社東芝:「トウシバ犬」⇒http://gree.jp/toshiba_ken

■サントリー株式会社:
「ラッキー」⇒http://gree.jp/luckycider
「恋の泡、幸せの泡」⇒http://gree.jp/8406755

■DHC:「ぶーこ」⇒http://gree.jp/boo_diet_dhc
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それぞれのアカウントへ行っていただき、企業のキャラクターとユーザーのコミュニケーションを見て欲しい(というか、個人的にそこをすごく分析している)。

企業の、それもおそらくプロモーション目的で展開していることがわかりきっているキャラクターに対して、ものすごい好意的なコメントが寄せられているのだ。

たとえばDHCが今展開している大盛 ぶーこちゃんというキャラクターがいる。

大盛 ぶーこ


大食いなんだけど、ダイエットしたい、ダイエットしたいんだけど、大食い・・・というちょっと間の抜けた感じのかわいいキャラだ。

そんな彼女?が展開する日記は毎回大盛況。すでに彼女?の友達数は7万人を超え、日記には数百を越すコメントがつく。人気ブロガー並みだ。

そんなコメントをピックアップしてみる。

下記は8/20に更新されたうっかり大盛・・・というタイトルの日記に寄せられたコメントの抜粋である。

日記の内容は、ダイエット中なのにやっぱり大食いしてしまって反省している、という内容だ。

「わかるブ~・・・ガマンできないよね!」

「まぁ食べたらみっちり運動しなさい」

「あらっ!食っちゃったか!ナオも今日はたくさん食べたブー!」


・・・こんな感じ。非常にライトなコミュニケーションだ。しかし感情がないわけではない。


この点だけを見ると、企業キャラクターとのコミュニケーションが非常にうまく言っているように見える。


しかし僕がわからないのは、こういうコメントを残す人間像、だ。

どういう人がこういったコメントを残すのか、理解できない。


たとえば今回GREEの例を取り上げたが、会員のボリュームゾーンは20代、つまり僕と同じ世代がGREEモバイルを活用している。

なのに、理解ができない。

それとも普段は普通の人なのだが、GREEをやった瞬間にモバイルSNSモードに切り替わるのか・・・

確かにブログでもそういう傾向がある人はいるし、コミュニケーションデバイスが変わると雰囲気が変わる人は確かにいる。

リアルに会うより、電話のほうが、あるいはメールのほうがやさしいとか・・・

僕の友人のHATAE君は、普段は厳しいがG-talkでチャットすると、明るくやさしかったりするw

それと同じような現象がモバイルSNSでもおきているのか・・・

この点、もう少しじっくり深く掘って生きたい。ご意見いただければ幸いです。



アドマン