2016全ウルトラマン名鑑PARTⅦ/衣替え・追加武装編C | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report

これ(衣替え・追加武装編B/2016全ウルトラマン名鑑PARTⅥ)の続き。

〈PARTⅤ〉
ウルトラマン
meeko
ベータカプセル
be-ta
アンドロマルス
yuyt
ブラザーズマント
minnminn

にせウルトラマン
mint
ギガバトルナイザー
giga

ゾフィー
2121
ベータカプセル
1111
ウルトラコンバーター
0009
ウルトラマジックレイ
767676
アンドロメロス
333
ブラザーズマント
dash

ウルトラセブン
12
カプセル怪獣
1111
ウルトラブレスレット
kinmu
怪獣ボール セブンガー
87876
アンドロウルフ
sanndo
11112
ブラザーズマント
121212
ゼロブレスレット
kudan

セブン上司
まま
ウルトラアイ
れんだ

〈PARTⅥ〉
新マン/二世/ジャック
5454
ウルトラブレスレット
let
ウルトラスパーク
ende
ウルトラランス
rannsu
ウルトラクロス
huhuy
ウルトラディフェンダー
defe
ブレスレットニードル
hygyt
ブレスレットムチ
whio
ブレスレットブーメラン
bura
怪獣ボール
all
ブラザーズマント
full

エース
えーす
ウルトラコンバーター
111
ブラザーズマント
6767

ウルトラの父/ケン
656564
ウルトラアレイ
arei
マント
ichiudo
ウルトラキー
221
ファザーマント
lets

今回はここから。

タロウ
11111111
タロウの武装や衣替えを見ていく前に、
まずそもそもの大前提として、
「ウルトラマンタロウ」という番組は、
たろうたいとる
つくづく無計画で
行き当たりばったりな作品
=企画倒れ

だった。

たとえばZATザットメカなら、
5しゅ
「ウルトラマン」の地底戦車ペルシダーの後継車だから、
rerede


ダー2(Ⅱ)世のはずが、デザインスタッフ?の悪筆のせいで、
ダーに。
なな
放送当時の商品は、ことごとくベルミーダ
nisei
バンダイプラモも、
mi-da
タケミのフリクション玩具も、
faers
エーダイのグリップも「ベルミーダ」で、    
rtれで
ブルマァクだけが「ベルミダー


「セブン」最終話のゴース星人基地のドリル兵器以来の伝統?で、
8887
白く塗りゃ、ごまかせるってもんじゃないぞ。
kichi
ドリル部分がイマイのジェットモグラのプラモ流用の※

↓赤く塗りゃ、ごまかせるってもんじゃないぞ。
sere

サンダーバード No.3 電動ジェットモグラ 1/72スケール プラモデル
青島文化教材社 (2012-06-30)
売り上げランキング: 12,420

※この地底戦車(劇中ではペルミーダⅡ世と呼称)は、
かろうじて8話に登場したから、まだマシな方で※
サンダーバード2号のコンテナ(ポッド)式のように、
nuy
スカイホエールの下部から出撃する、本名ペルシダーⅡ世。
しかしスカイホエールの扁平な機体のどこに、
ho0e-ru
こんな“分厚い”地底戦車を格納できたのか?

※潜水艦のアイアンフィッシュも※
fish
ブルマァクからはゼンマイ走行玩具が、
マルサンからは100円プラモが発売。倒産後に童友社がピラニアと改名して再販した。
nihiraki
内山まもるのマンガ版「タロウ」本編には、しっかり登場。

※宇宙船アンドロメダも※
ろめだ
↑まさか劇中未登場になるなんて思いもよらず、バンダイはしっかりプラモを出していた!
※オープニングに出て来るだけで、
劇中本編には一切登場せず、
小型宇宙円盤マゼランに至っては、オープニング映像にすら未登場。
まぜっら
なのに玩具だけはしっかり発売され、
当時の子ども達は、
ポピニカ箱のスチール写真のみで、
ぜらん
本物のマゼランの姿を知るのであった。


円谷プロ図録 ~ウルトラマンメカニック編~ (NEKO MOOK)
中村宏治 円谷プロダクション
ネコ・パブリッシング (2013-07-18)
売り上げランキング: 501,379

「タロウ」企画倒れを示すもう一つの例が、
タロウブレスレット(1973)
ろた
まずは形状がテキトーで、
まともな資料写真がない。
みみ
↑第14話「タロウの首がすっ飛んだ!」(エンマーゴ戦)の劇中映像。
5555
テレビ「タロウ」終了から10(11?)年後の、1984年の映画
「ウルトラマン物語ストーリー」は、タロウが地球に来る前の話なので、タロウブレスレットを装備。


しかも劇中ではほとんど使わず、
誰も知らないセット光線(16話でオカリヤンの口を封じるために使われた光の輪)を除いた物理形態への変形は、
第2話「その時ウルトラの母は」でコスモリキッドに使用した両刃の槍、
ブレスレットランサーのみ。

ブレスレットランサー
さる
ブレスレットの変形武器のはずなのに、
左手首にはタロウブレスレットが巻かれたまま。
さらに本によっては、名称が「ウルトラランサー」となっているなど、
とにかくグダグダぶりがすさまじい。

キングブレスレット
ことし
タロウブレスレットの反省?を生かした改善策が、
このキングブレスレット。
きんぶれ
ウルトラマンキング登場の1年前に、キングブレスレット、
しかもその形状は、次回作「レオ」の宝冠状の頭部に酷似と※
厳密には、レオ本人よりも、
minnminn
マスク造型のNG版を流用したバルキー星人により近い。

※予見性に満ちたタロウの追加武装。

だがしかし、先にこれがあってこそのウルトラマンキング※
キングの頭頂部造型とキングブレスレットには、
mint
デザインの共通点がなきにしもあらず。

※およびレオの頭部形状と、
タロウで未消化に終わった
アイディアのリサイクルだった疑いも。

また、光線技を除く実体変形も、
口輪
ウルトラチェーン
クリスマスツリー

バケツ
マジックハンド

等、あえて画像で紹介するのがはばかられるものばかり。
(デザイン的に意味がないので省略)

かくして、タロウからキングに名称が変わろうと、
ブレスレットのダメダメぶりには、大差なかったといえる。

ブラザーマント
ウルトラ兄弟の光の国でのマント正装は※
uyuyutrede
当初はまちまちで不揃いだったマントの色。
まんと
いや、単にバッジの配色の都合だっただけかも知れないが、
86
とにかく、父・母以外の宇宙警備隊員のマントの色を赤に統一で確定したのは、
9
「タロウ」25話(1973年9月21日放送)の解説イラストの時点。

※もっぱら内山まもるのマンガやイラスト(1972〜)で刷り込まれたイメージで、
実写化はようやく2009年になってから。
↓オリジナルビデオ作品『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』(2009)
yui
↑『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009)


ウルトラの母/ウーマンマリー
for220

ウルトラの母も、内山まもるの影響大で、
くりん
↑「小学二年生」昭和48(1973)年9月号 第6話「涙のストリウム光線」
10わ
↑「小学二年生」昭和48(1973)年11月号 第8話「ウルトラの泉の秘密」
hahaha
超造形魂 ザ・ウルトラマン 内山まもるver.
ぞふは
↓1975年「小三8月号」初出「さよならウルトラ兄弟」最終コマ。

o-mebb
マント姿がデフォルトみたいになってるが、
実写版の母の、マント姿への道は紆余曲折うよきょくせつだった。

マント(1973)
はは
「タロウ」1話にシルエット処理で登場する、このマント姿の母は、
スーツ制作が間に合わず、ウルトラマンのスーツを改造した応急版。
↓「小学二年生」昭和48(1973)年4月号 第1話「ウルトラの母は太陽のように」
haha
デザイン未定の内山マンガ版でも、マント姿での登場だけは確定?していた。
ところが
↓決定モデルで
mother
ははは
撮り直したイメージ映像では、
taiyou
マント姿ではなくなっている。

ウルトラマント(1974)
では、母1973年モデルのマント姿はいつだったかというと、
翌1974年の、いわくつきの映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』で、
ろく
日本公開はタイ公開から5年後の、1979年3月17日(東京地方は4月28日)

主人公のコチャン少年がハヌマーンに生まれ変わる場面は、
タロウ誕生の流用だが、
その前段として、
光の国(ウルトラの星)の次元井戸?みたいな穴に母が手を突っ込み※
めんどう
画面縦横比の変更はかなりいいかげんなので、正像とは異なります。
※タイからコチャン少年の亡骸なきがらを回収する場面は新撮で、
この時初めて、母1973年モデルがマントをまとった。
表がシルバー、裏地がレッドと、
かいかいかい
他の(ブラザーズ/ファザー)マントとは色が反転している。

チャイヨーの母モデルといえば、
↓このマント姿の画像に尽きるが、
だひょ
これは1997年以降の、チャイヨー著作権侵害の動きの一つで、
ind
劇中のスーツとは別物。見分けるポイントは、股下から太ももに走るライン。
なおし
というのも、
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』のウルトラ戦士は、
5555555
のきなみ前年既出の(かなり出来の悪い)スーツ流用だったから、
わざわざ母だけ新規にスーツを制作したなんてありえない。

マザーマント(2009)
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』は、色々あって、今では「なかったこと」同然なので、
日本国内の正史で、ウルトラの母がマント正装したのは、いつなのかを探る。

父は「メビウス」(2006)でファザーマントを身につけたが、
reo
母のマント姿は、番組中では見かけなかった。

ようやくマントをまとったのは、
ぎんが
2009年の『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
デザインは、父のファザーマントと、ほぼ共通。
tensa
2002年以降の、現行最新モデル(丸顔に吊り目)が着用。
にこいち
1973年モデルの顔に、1984年モデルの目というハイブリッドモデル。
この映画の母だけ、なぜか目の色が暗めで、発光にムラがある。
yuyuyu
ひとたびこの姿が確定すると、
ひたすらマント着用での出演が続くようになり、
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE ベリアル銀河帝国』(2010)
せんめい
ワイド画面に移行した「(新)ウルトラマン列伝」(2011〜2016)内の新撮カット、
ららら
「ウルトラマン列伝」第99話 2013年5月22日放送

同番組枠内の「ウルトラマンギンガ」(2013)
こいおい
となって、現在に至る。

今回はZATメカに寄り道したので、
タロウと母までしか進まず、
これ以上書いても規定文字数オーバー必至なため、
こんなところでカンベンしてください。

以下、覚え書き
レオ
アストラ
キング
ニセ・アストラ
アンドロメロス
アンドロマルス
ナイス/Dr.エッグ(2012)
マックス
ゼノン
メビウス(2006)
ヒカリ/ハンターナイトツルギ
ゼロ(2009)
ベリアル
ウルトラ市民男性7タイプ
ダークロプスゼロ(2011)
にせウルトラの母(2012・新規追加)
ギンガ(2013)
ギンガS(ストリウム)
ビクトリー
ギンガビクトリー(2015)
ビクトリーナイト
X(エックス)
エクシードX
オーブ(2016)