「シネフェックス」日本語版 ILM & スター・ウォーズ総集号
(1997年8月8日発行)より。
シネフェックス誌には、チキンウォーカーについて、
さらに言及があった。
↓「日本語版」の82ページより。
↓幻の第3のカットの撮影風景がこれ。
関連情報はうんと後年の、
Star Wars: The Annotated Screenplays
(注釈つき脚本集)
にようやく?掲載。
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記述は『帝国』の項でなく、『ジェダイ』の項にあるので、
(全320ページ中、308~309ページ)、見つけにくい!
↑読めば訳さなくてもわかるよね?
ウソウソ。
*スカウト・ウォーカーの本格的な活躍は『ジェダイ』(1983)でだが、
『帝国』(1980)にも、もう少し出番があるはずだった。
*スノースピーダーのコクピットからの視点で、
迫り来るウォーカーの頭上をかすめ飛ぶシーンだった。
1/48 スター・ウォーズ スノースピーダー
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*ところがラッシュが上がってくると、たてかけた背景画の固定が不十分で、途中からガクッと20センチもずれ落ちている。
*締め切り間際の夜通し作業で、誰も気がつかなかったのだ。これでは使えない。
ーーーーということでボツに。
この情報はWikipediaのAT-STの項に生き延びている。
The AT-ST model used in The Empire Strikes Back was to have more screen time; however, one scene depicting a snowspeeder shooting at the AT-ST model was ruined when the set's background shifted.
↓「脚本集」の記述は、さらに続く。
↑下から2行目の“savedit”は、“saved it”の誤植だよ。
*二脚型ウォーカーは脚本にも記述がなく、
*ジョージ・ルーカスから指示があったわけでもない。
*ジョー・ジョンストンの完全な発案で、
*小型で二脚型の偵察用ウォーカーを登場させようと思いつき、
*四脚型AT-ATの支援メカで、より軽量で動きが敏捷(びんしょう)=先陣を切って進めるものと位置づけた。
*プラモ部品の流用で、無可動のデスクトップモデルをジョンストンが自作し、
*アニメーターが部品をディスプレイモデルから剥がして、アーマチャー(コマ撮りアニメ用モデルの金属製骨組)に貼り付けた。
*その移植作業にかかった時間は、わずか1日程度。
というわけで、『帝国』版スカウト・ウォーカーは、
こっそりと自己満足的にではなく、
かなりノリノリ、
堂々と見せ場をさらうべく進められていた、
ジョンストンの自発的な意欲満々の企画だったことがわかる。
だから今でも、
↓ジョンストンが描くスカウト・ウォーカーは、脚長の『帝国』版。
2013/09/20 に公開
この話はまだまだまだ(以下略)続くので、
バンダイプラモの分析と並行して進める予定です。