ここ(恐怖!デスコマーシャル?)でも少し書いたように、
ブログで取り上げた人物に災厄がふりかかる、
デスブログというのが存在するが、
よそさまのことを例に挙げるまでもなく、
今、あなたがまさに読んでいるこのブログにも、
そういう性質があるらしいということに、
今さらながら気がついた。
3月30日に胃がんで亡くなられた、
蟹江敬三氏ご本人について、
直接言及したわけではなかったが、
2月18日に、孤高のアンドロ仮面/ヒーロー・ヒロイン共演の軌跡〈その11〉
で、さらに一月後の
3月18日に、業務連絡?です/訂正記事だョ!全員集合〈その11〉で、
蟹江氏の出演作「スケバン刑事(II 少女鉄仮面伝説)」の関連記事を書いていた。
また、今をさかのぼること約3年前の、
2011年7月13日の記事では、
同番組のメイン監督、田中秀夫氏の訃報を取り上げたが、
わずか6日前の、7月7日の記事の、
和田慎二氏の訃報記事に貼り付けた動画
(※現在は削除されて全滅)内に、
田中監督のお姿があった。
もっともこれは、本ブログの予見性うんぬんではなく、
マンガ原作者とドラマ監督の死期が重なった、
偶然の為せる技だったわけだが。
では、このブログの「かすっている」他の例は何かというと、
今年の3月10日の記事(恐怖!斜陽のテレビ局)のことで、
2007年に、
石原真理子の自伝的映画「ふぞろいな秘密」と、
伊東美咲と田村正和の「ラストラブ」を、
何人かで見ましょうという、ダメ映画ハシゴ鑑賞会があった。
その後で飲み会になって、フジの部長職の某氏を知った。
回の主催者から、「この人はこう見えて、年収2000~3000万円だから」
と紹介されると、「4000万円だよ、ガハハ」とのたまった。
と、なぜか7年も前のことを、初めて打ち明けたが、
このダメ映画鑑賞会を企画し、
「この人はこう見えて、年収2000~3000万円だから」
とのたまった「回の主催者」は、
実は脚本家の南木顕生(なんき・あきお)さんという方で、
4月4日に亡くなられた。
基本的に芸術家肌で、
対人関係の築き方に一般人とは異なるところがあり、
それが理解できない人とに、多くの衝突があったようだ。
自分との関わりで行くと、
当時は試写を見られる環境だったので、
内容に触れずにmixi(ミクシィ)に雑感を書いていたが、
「読んでも内容がわからない」
とクレームがあった。
「あえてそうやってるんですが…」
と言ったが、意見の溝は埋まらず、
「あんたの入れ込んでいるスター・ウォーズなんて、オレはちっとも良いと思わない」
と、まるで子供のケンカに持って行きかけるので、
「いや、オレだって、良いとは思ってないんだけど」
と思い、では先方の脚本作を拝見しましょうとなって、
その機会を逸したまま、それきりだった。
基本的に自分から人を拒むことはないので、そのままマイミクだったが、
ある人が南木氏との間にトラブルを抱えて、
それを綴った日記に同調のカキコミをしたら、
それがショック、裏切りに感じられたのか、向こうからマイミクを切られた。
ただ、「死人に口なし」、つまり、亡くなられた方には反論の術がないし、
「死者にむち打つ」こともしたくないので、
一方的な決めつけや不名誉な評価は慎むべしと考え、
ここでは南木氏の「良き思い出」を書いておく。
今も続く、アニメキャラと実在の人物のそっくりさん対比を最初にやったのがミクシィで、
だいたいが何のコメントも反応もないんだが、
「似てません」と言う時だけわざわざ書いてくる人なんかもいて、
若干ヘコミ気味の時に、
ルパン三世の実写キャスティングを初めてやったら、
いちはやく賛辞をくれたのが、南木氏だった。
その後、いわゆる「業界人」で、
もっともっともっともっと(以下略)対人関係に問題を抱える数人
(※誰なのかは、ご当人が私より先に亡くなられたら、明らかにします)
と接することになり、
南木氏のありようなんて、まだまだおとなしい方だったよなあと思い出す。
南木氏が自分らしい生き方を貫き通したことに敬意を表し、
今日のプチ・デスブログを結びます。