2号ともに、
私は、2号のざく太郎氏のシャア専用ザクは、断固支持します!
悪評フンプンだったダブルアール・メカニクスが、3号からスタッフを総入れ替えするという話が聞こえて来たのは、2号が発売された直後だった。
そのことをすっかり忘れていた9月23日、
3号が発売。
野暮ったかったロゴも一新、
内容も刷新して、事実上の再創刊となった。
リニューアルのために、アドバイザーに招聘されたのは、
小松原博之氏。
撮影(インタニヤ)、表紙・ページデザイン(グラフィックデザイナーのミズキシュン氏)、
造形陣(草刈健一氏、千草巽氏等)と、全面的に総交代で、万全の布陣で臨み、不名誉なタイトル(雑誌名)の払拭に全力を尽くした。
MODEL Art (モデル アート) 増刊 ダブルアール メカニクス 2013年 10月号 [雑誌]
posted with amazlet at 13.09.28
モデルアート社 (2013-09-23)
表紙の作例を担当したのは、只野慶氏。
小松原氏同様に、評判が散々の雑誌からの声がかりには驚いたようだが、立派に依頼、要請に応えている。
これでこそプロ。
1/72 VF-1S バルキリー ロイ・フォッカー機 (超時空要塞マクロス)
posted with amazlet at 13.09.28
バンダイ (2013-09-21)
売り上げランキング: 165
売り上げランキング: 165
大型誌面を生かし、作例をつとめて大判で掲載という(第1号からの)基本方針は堅持し、だから繊細にこそ見えないが、さりとてアラも見つからない抜かり無さは、どの作例にも共通。
遅れていたバンダイ協力・関連記事
(バンダイホビーセンター潜入レポート
あなたの知らない金型の秘密)
も載って、ようやくまともに動き出した感じ。
くしくも、ほぼ同時期発売の、
Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 11月号と、
特集キットは「かぶった」が、
Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 11月号 [雑誌]
posted with amazlet at 13.09.28
大日本絵画 (2013-09-25)
1/72 VF-1A/S バルキリー 一条輝機 (超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~)
posted with amazlet at 13.09.28
バンダイ (2013-06-29)
売り上げランキング: 1,545
売り上げランキング: 1,545
老舗の抜かりない誌面展開とケンカせず、棲み分けているのも、なかなか出来そうで出来ないことで、評価できよう。
まずは、めでたし、めでたし。
というより、2号連続で方向性を見誤った(谷崎)編集長はクビだよな、ふつう。
おおかた、
*80年代ロボットアニメのプラモ好きは多い
*その工作技術が、のきなみ「極められている」わけでもない
*そんな「ゆる系モデラー」向けに、入門書的な模型誌があってもいいのではないか
という見込みで、既存のキャラもの模型誌とケンカしない、
ニッチ(すきま)市場を狙ったんだろう。
その狙い自体はアリだと思うが、
そんな入門書を、2000円近い値段で売っちゃいかんよ。
身の丈に合った値段という意味なら、
300円とか、500円でいいでしょ。
とにかくいったん目標やレベルを低く設定してしまうと、
妥協は底なし、見極めは際限なく落ち込んでしまう。
問題は、社内では出版社の(内部に甘い)ルールが依然としてまかり通っても、
その外に広がるネット社会では、もっと見極めの目が厳しく育(はぐく)まれていること。
だから雑誌としては、「ほほえましい」つもりで提示しても、
「模型なめんなよ」
「オレより劣る作例に、なんで金払わないかんの?」
「今は2013年なんだよ、バーカ!」
と、「腹立たしい」思いで受け取られ、猛烈な反感となってはね返ってきてしまう。
こんなの、最初から予想がつきそうなもんなのに、
甘すぎる見通したてた編集長は無罪放免で続投、
発注を受けた(いわば、さらされ者にされた被害者の)モデラーやライターだけが責任取らされるって、なんなの?
責任取る人や順序が間違っていると思われる、今日この頃。