あるラーメン屋にまつわる長い話〈その2〉 | アディクトリポート

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昨日の燦燦斗(さんさんと)の話の続き。

1992年から2004年頃まで千葉県民(船橋市民)だった私は、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-zuchi
元いた隣の県の埼玉(草加市周辺)と、飲食店の味が異なることに閉口してた。

それでも千葉県民時代の最終期には、さすがにおいしいラーメン屋も発掘できるようになり、
そのうちの一軒が、2004年7月28日に開店したての、
本八幡の、魂麺(こんみん)まつい(現 魂麺=こんめん)だった。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-こんめん

麺を「めん」と呼ばず、「みん」としていたのは、この店の本店とでも言うべき、
13湯麺という五香の店が、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-かずさん
「かずさんとんみん」
と呼ぶところに起因する。

で、この魂麺、次第に人気店に成長し、
お台場ラーメン国技館に出店したこともある。

店長の山西さんが、若いながらも、意欲とアイディアにあふれる人。

私は埼玉に出戻りしても、しばらくは近隣にシネコンがなかったので、
TOHOシネマズ市川コルトンプラザに寄った際には、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-だいめいうし

魂麺に必ず立ち寄った。
一月(ひとつき)限定や季節限定のラーメンがすばらしく、結局最初に食べた、鳥の味がほんのり甘くてやわらかい太魂麺を、いまだ2回目堪能に至っていない!

行くたびにお客も増えていった。

千葉の味に慣れると、今度は出戻りした埼玉の味が、さほどおいしく感じられない。

そこで以前から知っている店ではなく、新開店のラーメン屋をあたってみた。
新越谷と南越谷駅の間に、越後そばという、おいしい立ち食いそば屋がある。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-えちご
同じ棟の裏側にラーメン屋ができたので、ためしに食べてみた。

となりのそば屋と大違いに、ラーメンが出てくるまでが長い!
それもあってか、そば屋の大盛況とは裏腹に、閑散としている。

食べてみたら……おいしい!

当然、店主にその旨を伝える。
こちらの反応がうれしそうだったが、
残念なことに、すぐに閉店してしまった。

客の入りが少なかったんだろうなあ。
駅の近くで、スピード勝負の立ち食いそば屋の裏で、あの配膳のスピードじゃなあ。

2006年。

しばらくぶりに、魂麺を訪ねる。
山西店長「あれ、ひさしぶりですね」
私「今、オレ、埼玉にもどってんのよ。草加」
山「だったら東十条の駅からめちゃめちゃ近い店が開いたばっかりなんで、そっちの方が近いし、一度行ってみてくださいよ。ボクと同じところで修行した人の店なんで」

行ってみた。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-いりぐち

やはり、カウンターに座ってからでも、ラーメンが出てくるまでには、けっこう時間がかかる。

食べてみた。
なるほど、うまい!

当然店長に「お見事です」と感想を伝えると、
「前に、南越谷のお店にいらっしゃいましたよね?」
「えっ、もしかして、あの立ち食いそばの裏?」
「はい、むこう(裏の立ち食いそば屋)はなにせ、1日千食も出るんで、勝負にならないんで店をたたんで、ここで始めたんです」

今調べたら、
千葉県松戸市の五香さくら通り商店会が企画した「らーめん寺子屋」出身で、
埼玉県南越谷にあった「てづくりらぁめん とんみん」を閉め、

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-2004
↑2004年頃。
現在は越後そばと同系列のラーメン店になっています。


2006年9月18日に、東十条で燦燦斗を開店

とある。

あの店も、「とんみん」だったんだ!

燦燦斗は、行くたびに並ぶ人数が増えていき、
開店から6年足らずで、ついに1位を獲得!
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-じゃじゃーん

それを突然のメールで知り、話をほったらかしだったのを思い出して、ここに報告するのも、何かの縁でしょうか?

ね、長い話だったでしょ?

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↑英語のタイトルは、A Very Long Engagement(とても長い婚約)