↑右は、機動戦士ガンダム V作戦セットのガンダム。
次は10センチザク選手権でもやればよさそうなものですが、
↑そしてそれは、やればできないことでもないですが。
ガンダムは設定画も本編も安彦良和だったから、
安彦良和の画に近いガンダム立体を探し当てれば事足りたのに対し、
↑右は、35センチサイズの巨大ソフビ。プライズ景品。
劇中画面に登場したザクは、ことごとく大河原版ではなく安彦版だったから、
ということを理解していない他の作画監督（青鉢芳信）が、
↑大河原設定画のとおりに描くと、このように悲惨な結果に。
ならばザクに関しては、まずはベスト安彦ザクを選出した方が良かろうかと。
となれば、あえて10センチにサイズを限定する意味もないので、
ちょっと見方を変えて、今回は
頭部だけに話題を絞ります。
安彦版のザクの顔は、
最初は大河原設定画に引きずられて、
↑１話のザク（右）は、柱のふちが丸みを帯びている。
妙に鼻面＝タコ口が長かったが、
劇場版Ⅲ「めぐりあい宇宙」の頃にはスタイルが確立されて、
↑『めぐりあい宇宙』ロマンアルバム裏表紙イラスト（左）と、『ジ オリジン』22巻（右）。
どちらも柱のふちは角張っている。
『THE ORIGIN』でも、結局そのザク頭部像が引き継がれていたように思う。
そこで、このベストアングルで最も似ているザク立体を探すわけだが、
念のために、まずはガンプラ決定版とされている、
1/100MGのVer. 2.0を検討してみる。
これだけ見れば、じゅうぶん及第点という気がしますが、
わざわざ安彦ザク頭部選手権を開いた以上、こちらとしても、より理想の頭部に行き着いたわけで。
たとえば、25センチサイズ（正確には24センチ＝1/72スケール）の、プライズ（景品）用のソフビザク。
2006年より、カラリングを変えて何度もリリースされましたが、今回使用するのは、
2007年の、リアルカラーバージョン。
ことごとく「ガンプラのザク」とは別方向の造形で、面白いけど、
今回はとりあえず、頭部のみの検討と言うことで。
鼻部のパイプの横渡し部分から先の延長部がほとんどないのが問題だが、
少なくともこの角度からは、全体形がよく似てはいるし、
正面形だって、
テレビ第１話のザクにはよく似ている。
このソフビザクの頭部はしかし、カエルのようにひしゃげていて、しかもボディに比して、あまりにも小さすぎる。
ことについては、またの機会にゆずるとして、
オレ的決定版の安彦ザク頭部を紹介すると、
↓これです。
どーですか、お客さん！
わかりやすいように、上の1/100とも並べて比較。
これは何かと言いますと、
↑1/100MGのVer.2.0（左）との比較。
約1/100の、バストアップモデル兼マグネットです。
ガシャポンで、製品名は、Magnetic Scout GUNDAM
（マグネティック・スカウト・ガンダム）
無理矢理なネーミングは、M.S.G（モビルスーツガンダム）との語呂合わせ。
↑この１枚のみ、右が1/100MGのVer.2.0。
第１弾は、2008年9月下旬に発売されたそうです。
１回200円。
最後発だけに、頭部が高く、カッコイイ！
次回は、全身版安彦ザクのベストを選出する予定。