スティーブとボブ(前編) | アディクトリポート

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真実をリポート Addictoe Report

この番組(?)は、CJ(セレブレーション・ジャパン)以降に発足したファングループ、REBELLION 327(リベリオン・スリー・ツー・セブン)
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-rogozu
の提供でお送りしています。

今回も人にお金を出してもらっておきながら、こんなことを書くと「いい気なもんだな」と思われかねないのを承知で、
行くべくして行き、いるべき場所にいた
と思わずにはいられない。

それはたとえば、
*ジェントルの限定品を買うのに必要なパスを、知りあいにバッタリ出くわす偶然の連続で手に入れたり
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-け0たい
とか、
*シリアルボックスフルコンプを、これまた偶然の連続でゲットしたり
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-nikoichi
とか、
*映画を観に行くつもりが、CVに協力いただいたヤタさんと会うために予定を変更したら、はいだしょうこを見られた(こ……これは違う)
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-shouko
----という卑近なことばかりでなく、人との不思議な出会いのことでも感じられた。

最終日のコレクターズパネル、最後から数えて2番目で、壇上にいる男性を遠目から見て、
「世の中には、ボブに似た人がいるもんだ」
と思わずにはいられなかった。

ボブとは、ボブ・キャニング氏のことで、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ぼぶぶ
ご覧のように、なかなかの男前。
本職はライターで、その中には劇作家、新聞・雑誌記事なども含まれる。
現在の住所に移るまでは、ディズニーでビデオソフト(まだDVD普及前なのでVHS)のジャケットのライナーノートを書いていて、提携作品の「セーラームーン」(1992~97)や、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-SAEIURA
「魔女の宅急便」(1989)も手がけた。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-KIKI
「魔女の宅急便」の海外タイトルは、Kiki's Delivery Service(キキズ・デリバリー・サービス)で、ボブは単に「キキ」と呼ぶが、かつてこう意見を述べていた。
「あの作品、いかにも日本的だね。アメリカであの年頃の女の子が一人旅なんかしようもんなら、たちまちレイプされて惨殺されてるよ」

実は私は、今この時に至るまで「魔女の宅急便」を観てないけど(えええええっ?)、まあ言いたいことはよくわかった。

さて、私がどうしてボブと知りあいかというと、彼がスティーブ・サンスイートの、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-burogu
34年に渡るパートナー、つまり連れ添いだからである。

はい、男性同士です。

最初にそれがわかったのは、1985年の冬。
1984年から文通でSWグッズを取引していたサンスイートは、当時まだウォール・ストリート・ジャーナル紙の
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ja-
ロス支局長で、東南アジアの記者向け研修講師を務めたごほうびに、経費一切会社持ちで東京に立ち寄った。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-おーくら
↑滞在先はホテルオークラでしたよ!

都内のオモチャ屋巡りがてら、互いを少しづつ紹介。
----ご結婚は?
「まだ未婚だが(当時氏は40歳)、時間はたっぷりあるさ」
----オビワンケノービって名前の犬を飼ってるんですよね。旅行中は、誰が面倒見てるんですか?
「友人に世話してもらってる」

サンスイート氏の帰国後、オモチャ屋めぐりのお礼にと、ごっそりおみやげの小包が到着。
その中に、サンスイートと同じ住所なのに、ボブ・キャニングが宛名になっている箱がリサイクルされていた。

ふうん、そういうことなんだ。

翌86年には、二つ若い妹(当時23歳)といっしょに、ロスのサンスイート邸を訪れ、そこでボブが奥さん役なのだと知った。

とにかく二人には、めちゃくちゃ世話になった。
サンスイートは仕事人間だが、ボブは徹底的な家庭人。
心が安らぎ、別れの空港では、妹ともども大泣き。

次は1992年。
9つ若い別の妹(当時22歳)と、また世話になった。
その妹は、ボブには感謝して彼との別れでは大泣きしても、サンスイートのワンマンぶりが鼻につき、「空港で彼だけとの別れの際に、泣けなかったらどうしよう」と心配してた。
結局はどうにか泣けてたけど。←おいっ!

そんなわけで、我が武田家って、スティーブ・サンスイートにももちろん、ボブ・キャニングにこそ、恩義や世話になっている。

ゲイを異端視する世間の目もわかるけど、たまたま運命の人が同性だっただけで、男女のカップルより、よほど円満ですよ。
いつ訪ねても、食卓での二人の会話は絶えないしね。
これこそ、夫婦長続きの秘訣でしょ?

今年でパートナーシップ、なんと34年目ですからね。

で、ようやくパネルに話をもどすと、その時のお題は「コレクターの妻はつらいよ」(Partners in Collecting)で、コレクターがダンナの妻の苦労話や夫婦円満の秘訣を話し、ガス・ロペスのワイフのパム、ダンカン・ジェンキンスの妻アンたちと並んで、サンスイートのパートナーとして、ボブが登壇していたのだった。

ボブの存在は、これまで公表されてなかった。
C4(2007)に来ていても、ルーカスフィルムの面々と共に行動しながら、おしのびって感じだったし。
CJになんか、当然来るはずもなく。

それが今回、パネルで二人の関係が公にされたわけ。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-padome
発表終了後、↑このシリアルボックスをもらい、
もちろん壇上に駆け寄って、「ボブ、おめでとう!」と声をかけたのは、いうまでもない。

たまたま入ったパネルで、こんな瞬間に立ち会うことになろうとは!

この話は、あと1回続きます。

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