1970年代に入ると、実写特撮ヒーローも巨人から等身大の東映ヒーローに、また男の子向け番組の主流もアニメ(「ヤマト」以前はテレビまんが)に移行する。
……んだけど、アニメ関係者も読めない漢字が多かった。
東映動画だと、
『マジンガーZ対デビルマン』(1973)の企画の
勝田稔男
(正)「かつた・としお」
「唸る」だと思って、「かつた・うなお」と勝手に読んで(呼んで)いた。
あるいは同作の監督
勝間田具治
(正)「かつまた ともはる」
「かつまた」はいいとして、下の名前は「ぐじ」だと思ってた。
それに、なんで「勝田」「勝間田」と、似たような姓+他では聞かない姓ばっかり、東映動画に……、
東京ムービー(系)だと
止め絵とバンク(使い回し)の連続だった、電気紙芝居「エースをねらえ!」(1973~74)や
↓事情があって演出が長浜忠夫から交代し、※実は作画も荒木伸吾、姫野美智から、どう見ても杉野昭夫に交代しながら、クレジットはそのままだった「ベルサイユのばら」(1979~80)
※演出が出崎氏に交代後も、作画(監督)は荒木伸吾、姫野美智のままだったとご指摘を受けました。ここに訂正します。2011年4月19日
もちろん「あしたのジョー」(70~71)「同2」(80~81)
さらには「宝島」(78~79)
で、いちばんビックリするのは、今も現役で、
劇場版とっとこハム太郎「ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔」(2007)
の監督もやっている
出﨑統
(正)「でざき おさむ」
アニメ、特撮の音楽だと、偉大なるワンパターンの
↓前奏がほとんど同じ「マジンガーZ」と、
「キカイダー01」
渡辺宙明
(正)「わたなべ みちあき」
ニックネームで「ちゅうめい」と呼ぶこともあるらしいが、
そうとしか読めません。
声優だと
貴家堂子
(正)「さすがたかこ」
家弓家正
↑「バイオニック・ジェミー」じゃなくて、「600万ドルの男」の方ね。
(正)「かゆみ いえまさ」
「家弓」だけでもめずらしいのに、どうして「家正」なんて「家」にこだわる名前をつけるかね?
槐柳二
(正)「さいかち りゅうじ」
津嘉山正種
(正)「つかやま まさね」
「つかやま」は」どうにか読めても、下は「まさたね」だと思うよなあ、ふつう。
役者として「沈まぬ太陽」にも出てました。
沢海陽子
(正)「そうみ ようこ」
知らなきゃ「さわみ」だと思う。
高島雅羅
(正)「たかしま がら」
女性なんだから、まさか「ガラ」だとは思わない。
「まさあみ」とかかと思ったら、思い切り「ガラ」だった。
難読声優は、こちらや、こちらでリスト化されているが、知らない名前ばっかりでビックリだ!