恐らくですが最近のヨーヨーで一番メジャーなのではないでしょうか?

今では二段どころか3段、4段ぐらいのもありますが基本的には2段の考えでほぼ成立するはずだとは思うのですがとりあえず色々書いてみましょう。


ということで

ステップ形状

です。

自分の知る限りでは多分YYRのスターゲイザー、スターダストが最初のような気が(どちらが先か思い出せません)しますが今の形ではなく当時はステップラウンド形状(例グレイプニル)
の形をしていたと思います。

その後ステップストレートの木戸慎也選手シグネチャーモデル、スレイプニルの登場で一気にメジャーとなっていきました。(多分)

えっと設計者ご本人から話を聞ければベストなのですがそんなわけにもいきませんので色々推測してみようかと思います。

以前ローエッジの解説ストレート形状の解説で説明したのですが

まずスリープロスが少なければ少ないほど良いと考えると必然的にストレート形状でローエッジがベストとなるのですが…そうすると慣性モーメントがほとんど得られない回らないヨーヨーの出来上がりです。
さらエッジを生かしたトリックはほとんど出来なくなる(やりにくくなる)といったおまけつき。(最近は割り切った機種もありそうですが)

そこで出てきた策が

$趣味を取ったらなんにもない
ステップ形状というわけです。

たったこれだけの工夫で


$趣味を取ったらなんにもない
重量は外周に寄せられる二つ目のエッジ(コントロールエッジ)が出来るのでそこでエッジに引っ掛けられるといった具合に見事に弱点を無くしました。
強いて言うならばボディにストリングスが触れやすくはなりますがそれでもハイエッジの機種に比べれば全然当たらないので実用上は全く問題ないレベルです。

正直弱点が見つかりません。というか今のニーズに一番合っているのかもしれません。

後はコントロールエッジの側をストレートにするかラウンドにするか(ラウンドの方が回転力重視になりやすい)エッジの位置を内側か外側か(内側ほどコントロール性、回転力重視、外側にするとスリープロス低減、ホリゾンタル時のロス低減)で特性が変わってくるのであとはどれが自分に合うかどうかといったところです。

今のヨーヨーは安くないんで好みに合うのを見つけるのも大変ですがなんとなくでも形状からイメージできると無駄な出費が減らせそうですよね。とはいってもやっぱり実際に使ってみるのが一番良いのですがw見ただけで性能がわかったら設計者も苦労しませんよねきっと。