時間があるうちにどんどん更新しないとというわけでは無いですが

なんだか某メーカーさんの冊子にDシリーズの図面がのるとかで。

最近は、ヨーヨーを見ると設計者が分かるなんて具合にマニアックな人が若干名いるそうで

まぁ恐ろしいw

 

ということで今回も画像なしです。ただその冊子を見ながら読んでもらって察してもらえると面白いかもしれないお話です。

 

よくいわれる回転力も慣性モーメントなんですが立体であればこの慣性モーメントは3方向になります。

 

あっ、いきなりなんのことか分からない人続出な予感。

 やっぱり画像いりますね。

ヨーヨーの場合は3方向とはいえ2種類の慣性モーメントが存在します。

また意味不明な発言ですが簡単に言えば回転そのものに関わる慣性モーメント

(オレンジ矢印)

 

もう一つは傾きに関係する慣性モーメント

(ピンク矢印)

 

になります。

 

本当はピンク矢印の上下と左右方向の回転別々に慣性モーメントは計算できますが

ヨーヨーの場合基本的に同じ数値になります。

 

つまりオレンジ矢印の慣性モーメントが大きい場合、スリープ力が強い・ジャイロ効果の影響が強いということになり、ピンク矢印の慣性モーメントが大きい場合、ジャイロ効果の有無にかかわらず傾きにくい特性を持つ機種、回転が落ちても傾きにくい粘り強い特性になると言えます。

 

さてここで冊子を持った方にちょっとヒント。数値化は難しいですが、図面を上半分だけ紙にトレースして切り出して下さい。(さすがに冊子切るの勿体ないので)

それで二か所で吊るして交点出せばその質点が見えるようになります。

参考までに下の動画見てください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=SOmq0wLHWQs

 

 

 

 

そうするとその機種のバランス・縦横比が見えてくるので

どの方向の慣性モーメントが優位なのか分かってきます。
(バイメタルは…重さの違う紙とか工夫いりますけど)

その結果がどうなるのかは少し考えてみてください。

 

手書きでこんなヨーヨー作ってみたいなんて人もアナログな方法ですがこれで重心位置を出してみると自分の想像通りか分かっておもしろいのでやってみてください。

 

CADとCAEがあれば全部数値化されちゃうんですけどね。

さて、すっかり更新止まってます。だって忙しい…じゃなくてオフレコ過ぎて書けないこと多すぎなだけです。
 

とはいえDシリーズやリャマさんとのコラボなどのおかげで一つの疑問点にたどり着いたのが今回の話。

 

「ローエッジは本当に偉いのか」

今回は画像無いので気になる機種はググってください。

 

自分が復帰する前も含め知っている範囲でブレイクスルーになってそうなものを考えると

 

まずは「バインド」

 

次が「金リム」 (バインドが後?)

 

それで

 

「フルメタル」

 

が続くと思ったんですけど、多分フルメタルがすごいというよりも、

YYFの07-888やYYRのスターダストなどフルメタルに合わせてエッジが極端に下がった

 

「ローエッジ」

 

が合わせて登場した結果

 

「フルメタル」が良いものといったイメージに繋がっていったのかなと思います。

なにより国内外ほぼ同時期にローエッジ機種が出始めたのも面白いところです。

 

(正直、フルメタルのメリットって小ロット生産しやすいだけだしそもそも金リムもバイメタルも…)

 

では本題のローエッジへ。

最近の機種はほぼ間違いなくローエッジなのでローエッジのメリットなんて分からないなんて方もいそうですがまずこれです。

 

ストリングスが当たりにくい、当たっても減速しにくい⇒スリープロスが少ない

 

金リムじゃなくても十分回るようになるし、傾きにくい。

外周に重量が乗せにくいとは言いますが損失が少ない方がありがたいといった結果でしょう。

 

ところがバイメタルが出たころからちょっと話が変わってきます。

 

バイメタル(金リム)=慣性モーメント増加⇒めっちゃ回る、傾きにくい⇒操作性は落ちる

 

それとリジェクション系のトリックが出てきたこともあるのかもしれませんが

エッジが低すぎると扱いずらい面が出てきたり出てこなかったりという話になってきたように思います。

 

個人的にはDベアで限界までエッジ下げるとここが問題になった経験が。

そう思うとバイメタル機種やDベアでは多少エッジが高く見える機種が出てくるようになり

それらが好評だったりします。(YYRドラウプニル、フラグメント、YYFエッジなど)

 

まとめていくとエッジの位置や形状はスリープロスに直結するのでローエッジが基本になります。

ところがエッジは傾きのコントロールやリジェクションやストリングスを飛ばすトリックにも関係することから操作性とスリープ力のバランスが求められます。スリープ力はバイメタルや設計ノウハウの蓄積でカバーできる分だけ、操作性に対する要求が増えてきているのが現状ではないかと思います。

 

そんなわけでローエッジもただ下げれば良い訳じゃないのでいつも悩むところです。

 

 

 

今更ですがC面取り。(正直C3以外で見たことない気がする

なんとかアクセラレーターとクラウン.stぐらい?しか見当たらないような気も…

 

まぁエッジだけで性能が決まるわけではないですし、個人的にはアクセラレーター好きですし。

とりあえず写真ではこんな感じらしい(リワインド様より拝借いたしました)

 

実際にはどうしても角とバリが工程上出てしまうのでかどはR面取りはします。

クラウン.stはストレート形状に近いのもあってかC面取りでシェイプが全体的に外周へ移動することもあり、慣性モーメントも大きくする効果もありそうです。
それよりも影響が大きいのがコントロール性。エッジが高いわけではありませんが単純なローエッジと比べてはややストリングスが接触しやすいこともありその分エッジ周囲でヨーヨーの傾き、制御がなされていると推測できます。(ラウンド形状に近い感じになる)

 

ステップ形状でもコントロールエッジやボディ外周でのストリングスの接触は抑えられるのでエッジ周囲での小さなスリープロスは発生しやすくなりますが、大きなロスが発生しにくいので

キャッチを含めて技の構成を組んでいる方にはかなり扱いやすい傾向になると思います。

 

(例としてですが2017CJ予選シグネ主のキド選手は4スロ―、他の選手はほとんど2スロ―で構成されてます。3分ですとホリゾンタルや曲に合わせてキャッチ回数の差が減りますが、それでもキド選手の構成は多い方になります)→マジで数えた。しんどいしメンドクサイ

 

そんな感じでラウンドはちょっとと思いつつも単純なスリープ性能や安定感よりも、自分自身で動かしている感じが欲しい、軽い感じで操作がしたいといった場合にはこのエッジ形状はこれからもっと選択肢になっても良いように思います。

 

 

ひと段落

テーマ:

とりあえずお久しぶりというかなんというか。

某国家試験は無事終わりました。

 

受験勉強しながらも色々とお話をいただいてちょこちょこ作業はしてたのですが

それもあり書けないネタがどんどん増えております(本末転倒です)

とはいえ考えなくてはいけないことも結構出てきてはいるのでまた少しづつ復帰したいなとは思ってます。

 

こんなブログでもいまだに見て下さってる方はいるようですのでちょっと頑張ります。

44festivalにEYYCにとイベントいっぱいですが私寂しくお勉強に励んでおります。

てことでエッジ編としてまずはR面取り。

 

って言ってますが、一番普通の形状です。

性能以前にこの後に続くどの形状でもこれやっとかないと糸が切れます。

で終わっちゃまずいですか?まずいですねw

 

設計段階できちんとオーダーしておかないと糸が切れる。バリが残るってのが一番問題なのでとりあえず角にはやっておけってものなんですけど

削り出しならバリがあるとまずいですし

プラの射出なんかだと鋭角部分はそこそこ丸くしておかないと上手く材料が流れないこともあるみたいな話も聞くので(ヨーヨーでそこまでは無いと思いますが)そんないみでとりあえずつけます。

基本的にはRを大きくとるとコントロール性向上

小さくするとスリープロス低減なのですが

シンプルな分エッジ角やエッジの高さに影響されやすいのが特徴ではないかと思います。

トリックモーションや多分フラグメントではエッジ角大きめなのもあってRを大きくすると見かけ上少しエッジが高く見えます。スリープロスはそれほどでもないですが、Rが小さいものと比べると若干抵抗が増えるでしょう。その分コントローラブルな特性になっていきますし、食い込むような当たり方をしないので安心感もあります。

 

エッジ角少なめでR大きめだとエッジ周りがラウンド形状っぽくなります。

これはもう説明いらないですね。

Rが小さい場合はどちらかというとエッジ角の影響が大きくなるのでここではパス。

 

ローエッジでRが小さくなると安定感は相当ですが、全体のトリックをという意味ではやりにくいものも結構でてくるのでエッジ角やその他デザインの相性も大事になります。(エッジ角小さくしていくとか→するとステップ形状に)

 

この辺りはドラウプニルがあの形状なのはその辺りのバランスなんだろうなと考えさせられる部分でもあります。

 

ほとんどのヨーヨーがR面取りはしてるはずなのでよく観察してみて比べて見ても面白いかと思います。