今、多くの家庭に王子様やお姫様がいる。
子供たちのことだ。
僕、私はこの国の跡継ぎだから大切にしろ。
僕、私のために尽くせ。
そのような声が聞こえてきそうだ。
確かに子供はその家(国)の跡継ぎになる。
しかしだからと言って甘やかすのは間違いでは。
欲しいものを与える。
やりたいことはやり、やりたくないことはやらない。
好き嫌いで行動する。
自分の思い通りにならないとすぐ不機嫌になる。
どっからどう見ても、できの悪い暗愚な王子様やお姫様ではないか。
甘やかして育てられた王子様、お姫様は、無能になりやすい。
王様になったときに周りで反乱がおきたり、有能な家臣に乗っ取られたり、国を追放されたりする。
最悪、殺されたり、処刑されたりする。
ヨーロッパや中国の歴史でも実際おきている。
幼い時から、教育を受けて、いろいろなことを勉強してきた王様や女王様は成果を出す。
だから、王子様やお姫様には教育係をつけて教育していった。
今はどうだろうか。
王子様、お姫様がかわいがりすぎている。
つらいことは当たり前にある。
きついことは当たり前にある。
嫌なことは当たり前にある。
それを、受け入れて行うのではなく、いかに受け入れず避けるかを王子様やお姫様に教えている。
王様はかわいがりすぎて、王子様やお姫様を暗愚になるように育てていないか?
本当に王子様やお姫差の将来を考えるなら、本気でつらいことや大変なことをさせるべきではないだろうか。