猫とてれぱしー会話して分かったこと。 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

えっと、最近猫とてれぱしーで話をした時。

猫に「飼い主のお耳、そんなおっきいからてっきり自分より

うんと聞こえると思ってた」

とグレー猫れいす。にしみじみ言われ

「あ、なるほど」

って思った。

どうやら鼻も、自分よりうんとデカいので

ずっと優秀だと思ってたらしい。

でもトイレ掃除する時、毎度私が猫達に

「このウンチ、誰の?このおしっこは?」

と聞いて、猫達がどれが誰のウンチか教えてくれて

「じゃ、あんがまだ出てないの?

飼い主、ウンチ出てないと心配だよ…」

と、毎度チェックするし、猫達にイメージで

猫達の鼻はうんといっぱい嗅ぎ分けられて

飼い主の鼻は鼻づまりみたいに、ちょっとしか匂わない。

と教えておいたので。

毎度律儀に

「このウンチ、誰の?」

と聞くと「あんとれいすの」

とか、「ボク」(黒猫ベガ)

とか、教えてくれる。

音に関しても、空気清浄機とか、タイマーするんだけど

別の部屋に居ると音が聞こえないので

「止まったら教えて」と猫に頼むと

毎度教えてくれる。

その流れで「あんた達、暗闇でも見えるし

お鼻はいいし、耳もいいね」

と話しかけた所、グレー猫れいす。にマジマジと顔見られ

「飼い主、目も鼻も耳も大きいのに、私より見えなくて

聞こえなくて、匂わないの?」

と不思議そうに見つめられ

「あ、そう感じるんだ」

と理解した。


とここで、テレパシーをなぜ私が使えるか。

を説明したいと思う。

昔犬飼ってた時。

犬はちょい具合悪くなっても、早く手当しないと

死んじゃう時もある。

なので具合の悪いのを早期発見出来るよう

どこが痛いとか苦しいとか。

人間みたいに言ってくれたら分かるのに。

と思い、そう言えば犬はテレパシーが使えると聞いたっけ。

と思い出し、一度犬の名前を、頭の中で呼んでみた。

すると、振り向く。

何度試しても、名前呼ぶと声に出さなくても振り向くんである。

以来、ちょっと元気無い時とか

「どこか痛い?」

と聞いたりして、具合悪くないか確認するようになった。

(大抵返事は、おしっこしたい。とかお腹減った。
でほっとしたけど)

そういう経緯で、私はテレパシー訓練をしてしまった。

犬は利口で、半分テレパシー、けれど言葉で言っても

理解してくれた。

が、猫は。

言葉はダメ。

テレパシーと言うか、頭の中のイメージで

部屋をイメージし、外に出ないよう周囲をシャットダウンする絵を

思い浮かべて、部屋の中に猫(この場合、グレー猫れいす)が居るのを

イメージすると

私が扉開けても外に出ない。

いつも、隙間潜って、外に出たがる猫なのに。

言葉で「出ちゃダメ!」と言っても、平気で抜け出るのに。

頭の中でイメージ送ると…出ないんである。

…もう、テレパシーしか躾ける方法ナイじゃん…。

犬はね。

テレパシーの他、ちゃんと人間の言葉も理解したの。

けど猫は。

頭の中にイメージ浮かべないと、言う事聞いてくれない。

最初は、言う事聞いて欲しくて始めたけど。

最近は、トイレのちゃんと出てるかチエック。

に利用したり。

さっきもバタン!と音がしたから

「どの猫が飛び降りた?」

と頭の中で横に居た黒猫ベガに聞いたら

「下から音がした」

と教えてくれた。

けどベガは呆れてる。

ベガからしたら、おっきな耳持ってるのに

そんな事も分かんないの?

…らしい。

しかも暗闇でベガは黒猫で見えなくて踏んだら。

灯り付けた後、ベガは睨む。

謝ったけど。

ベガからしたら、暗闇は見えて当たり前。

飼い主も見えてるから、わざと踏んだ。

と怒ったらしい。

けど飼い主がそれに気づいて

「飼い主、暗闇だと真っ黒で見えない」

と説明し、最近ようやく理解して貰えた。

けど暗闇でも見えるヤツに、暗くて見えない。

が…果たしてどれだけ分かって貰えてるのか。

白猫あん。が、私の知らぬ間にクッションにしっこした時も。

三ヶ月も気づかず、なんか匂うんだけど。

と私がそこら中拭いてるの見て、グレー猫れいす。が

クッション。あん。しっこ。

みたいなのを私のアタマに送って来て

「え?嘘!アイツ、したの?

匂い、ここからする?しっこの匂い?」

と頭の中でれいすに聞いたところ

「あんがした」

と教えてくれた。

れいす。も私が気づかないの、なんで?

と思ってたらしいけど、私が

「どこから匂うの?どこ?」

と探し回っていたので、見かねて教えてくれたらしい…。

猫トイレですら、黒猫ベガのおしっこは男の子の匂いなので

かろうじて分かるけど。

女の子の白猫あん。とグレー猫れいす。

のしっこは、全然区別つかない。

けど彼らは嗅ぎ分けられるのである…。

自分の当たり前に出来る事が、飼い主が出来ない。

事が、ずーーっと暮らしてたのに、分かってなかった事に

愕然…。

奴らは私も彼ら同様、暗闇で見えてるし

小さな音も聞こえてるし、しっこの匂いも嗅ぎ分けられてると

思ってたらしい…。

私の都合が悪い時、「これ、しないで!」

って言葉で怒った後、毎度

「マズイ。声で言っても通じない」

と思い、頭の中でしないイメージを送ったりして

しかも三匹いるしで毎度わやわやなので

今の今まで気づかなかった…。

それで匂いとか音に関して

最近よく猫に「教えて?」と頼るので

猫は空気清浄機が止まると

「にあおん」と、教えてくれるようになってる。

でもね。

言われました。

飼い主、そんなでっかい鼻と耳と目があるのに。

不自由なヤツ。

みたいに。

それで言い返しました。

「飼い主があんたらより凄いのは、手だよ。

この手でね、あんた達のトイレ綺麗にしたり

ご飯作ってあげたりするの」

すると、黒猫ベガは納得したように

私の側で、すり寄って眠りましたよ。

…でもさ。

よくよく考えるとさ。

…つまり私って…猫の使用人?

優れてるのって、そこだけ?

。。。。私は猫が、宇宙人の送り込んだスパイと言われても

驚かないぞ。

PS それと、一番助かったのは

ウチの三匹は家猫で、外には全然出さないのに。

家の中でよく行方不明になる。

私では信じられないような場所に潜り込んで

眠っているんである…。

一匹ずつ、最低でも三回以上は、行方不明になって

飼い主が必死に探す。

と言う事があった。

私は必死で、残りの二匹のウチ、側で「何してるの?」

と寄って来る猫に、この場合は

「あんがいない!あん、とごに行ったの?!」

と聞くんである。

モチ、頭の中の声で。

するとグレー猫れいす。が、あんがいる辺に

スタスタ行って案内してくれる。

逆もしかり。

れいす。が居ない時は、白猫あん。

が、近くに案内してくれる。

けれど大抵、一度で見つからない。

また聞いて。

同じ場所に案内され。

その辺りで、私が探さなかった場所を探すと…。

…居るんである………。

一度なんて、黒猫ベガが居なくて。

ベガは元ノラなので、開いた窓から屋根伝いに

どっか逃げたのかと思い、私は半日探した後

盛大に「もうベガに会えない!」

と、泣き崩れていた。

けれど何度聞いても「ベガ、いる」

と白猫アンとグレー猫れいす。は平気な顔。

私が泣き崩れるの見て

「飼い主馬鹿」みたいな顔で見てる。

その時も、グレー猫れいす。

と白猫あん。

が、交互に同じ場所に案内してくれる。

それは半分物置になってる部屋で

奥の方は探さず、手前ばっか探してた。

だって奥は、物で埋まってた。

…ところがその奥の隙間に、ベガは落ちたらしく

下の開いた空間から、顔を上げて私を見てる。

もう必死に物の山崩し、ベガを救出。

…だってさ。

ほぼ一日近く、経ってるのよ?!

近くに来たら、鳴けば場所分かって。

助け出せたのよ?!

なのにうんともすんとも言わず、ずーっとハマってたなんて…。

直ぐ、ご飯あげたら、ばくばく食べてましたよ…。

後で分かったけど。

ベガは逃げ出すどころか逆で。

この家から追い出されないか。を凄く心配してたらしい…。

私が、窓からベガが出て行く想像してたから。

「出て行け」と勘違いして、出てこなかったらしい…。

猫達はなぜか。

私が洗濯機のある部屋に行って、洗濯機動かさないと。

と考えてると、猫がその部屋に先に脱走してしまう。

物がごちゃごちゃして、掃除行き届いてないので

隙間とかに入られても汚れるから

入って欲しくないのに。

私のイメージする事は分かってるのに。

なぜか、私じゃなく、猫にそうしろ。

と受け取るらしい…。

だから、ベガにその後一生懸命

「窓の外から出ていったら、ダメ!」

と、ダメな方を説明した。

そして今度ハマったら。

ちゃんと鳴いて知らせて。

とは、言って置いた。

それ以降だと思う。

姿消えると飼い主が、気が狂ったみたいに探し回る。

と理解し、探すとのそり…と出て来てくれるようになった。

なので姿が見えなくて

いつもの場所に居ない時。

他の猫に聞くと、大抵テレパシーで

「いる」

と教えてくれる。

それで、私も学んで、とんでもない場所を探すと。

大抵見つけられるようになった。

めでたし。