トルコの鉄道ニュース2題 | アーディで行こう

アーディで行こう

「普通」を意味する便利な言葉、「アーディ」 地元の足として、とことこ走るバスなんかを「アーディ バス」、エジプトではエアコンなし列車を「アーディ」 そんな方法での旅を紹介しましょう。
え、そんなの自分には無理だって? 大丈夫。「アーディ、アーディ」

TCDDトルコ国鉄のHPによると、アリフィーイエ~エスキシェヒル間に残っていた2つの急行が3月28日まで運休し、ボスポラス海峡トンネル工事の関係でスィルケジ駅発着のバンリオ(近郊列車)が運休となるようです。

1  BOĞAZİÇİ EKSPRESİ ボアズィッチExpとİÇANADOLU MAVİ TRENイチアナドル マーヴィの一部区間が運休

アーディで行こう2月1日から3月28日まで、アリフィーイエ~エスキシェヒル間を運行していたボアズィッチExp全区間と、アリフィーイエ~アダナ間を運行していたイチアナドル マーヴィのアリフィーイエ~エスキシェヒル間が運休となっているようです。
この区間のYHTトルコ高速鉄道工事の影響と見られます。
これでエスキシェヒル~イスタンブール間は完全に運休ですね。4月からは、どうなるのでしょうか。写真は今回の運休で列車が完全に走らなくなる、Bilecikビレジックあたりの山越え区間のようすです。

2 スィルケジ駅は閉鎖し改装工事へ入るも、バンリオ(近郊電車)はスィルケジ~Yedikule イェディクレ間のみ15分ヘッドの運行を継続
アーディで行こう
こちらは3月1日からだそうですが、やや情報が錯綜しています。
まず、マルマライプロジェクト(ボスポラス海底トンネルと前後の地下新線工事)の実証実験のため、現在スィルケジ発で運行されているバンリオの西側区間(Halkalı ハルカル~Kazlıçeşmeカズルチェシメ間の運行を取りやめることと、合わせてスィルケジ駅を閉鎖する、ただし、スィルケジ~Yedikule イェディクレ間のバンリオは15分ヘッドの運行を継続するということだそうです。スィルケジ駅は閉鎖されるのにバンリオは発着するという、ややこしい内容です。どこがどう閉鎖なのか謎ですが。期間は明記されていないので、かなり長期間になるのでしょう。

写真はスィルケジ駅東側に残る旧駅舎。こちらからは入れませんが、内部は事務室や待合室、食堂として使われています。