ストレイト・ジャケット8 イケニエのロンリ ~THE SACRIFICE 2nd.HALF~ .../榊 一郎
¥609Amazon.co.jp
【トリスタンの町は“生け贄”を求めていた。
“黒騎士”の噂と連続魔族化事件は町をパニックに陥らせ、正義の味方を名乗る暴徒たちで溢れていた。
「彼らのどちらかが“黒騎士”である可能性が高いと思われます」
何気ない口調で淡々と告げるカペルテータ。正義の味方なんてのは柄じゃない。
連中が犯人だと決まったわけでもない。
“黒騎士”を捕まえる義理もない。
「だけど、“生け贄”を当然だと思うその価値観は―気持ち悪いんだよ」
生け贄を喰らってまで生きていたくないと思ったレイオット。
その魂に青白い怒りの火がともる!
榊一郎のハードボイルド・アクションファンタジー第八弾。 】
(アマゾンから引用)
■ 感想とか色々
イケニエのヒツジの下巻
ヴィクハルト使い捨て(笑) だったのだがなんだあいつまだ生きてるよな?
戦術魔法士あんまりいないのでもうちょい出てきてくれると楽しい
ジャック・ローランドのおばあちゃんも出て来た。
イケニエのお話なのでテーマ自体に興味がない
命を食べて生きるお話で、生きる以上犠牲になるものがあって、それは時々人間でもある
平民は貴族を生かすためにあり、動かない自分の脚になれることは有意義な死
そして誰もが自分だけは犠牲にならないと信じている
ヒツジ(7巻)のときに出て来た誘致対策によって町に来た兄妹
四つ足で歩き、壁にさえ立ち、手榴弾と短機関銃を駆使して、理性的に魔法を使う黒騎士
レイオットのスタッフ(魔法を使うときの補助道具)が壊れてしまったのでジャックに新しく作ってもらった
レイオットがやる気出してる! ので少しびっくり。しかし自分から動くのにあれだけの理由付けるおにーさんホント腰が重い。
「我が愛しの君」台詞のときは! ぜひ! フィリシスさんとネリンさんがいるところで! やってほしかった…!! ジャック込みでもいい。ブライアンさんがいてもいい。ロンじいちゃんがいても楽しいかもしれない。
なんであんな楽しいことをカペルテータしかいない所でやるかな! 楽しかったけど! 楽しかったというかあれ固まるよな、大丈夫? と素で聞ける。
そういえばレイオットは最近(?)カペルテータのご両親のことでもにゃもにゃ言わないな、むぐむぐ言ってるのは自分の命とカペルテータの命のこと(vs憂国騎士団のときとか)だし。
エリック・サリヴァンって、名前がもうなんかあれだよな? な結論になった
鋼の錬金術師のエドワード・エルリックと、ハウルの動く城(映画)のサリヴァン先生でも思い出していたのだろうか。
どちらにしてもこの少年は、カペルテータみたいになりたくないなら、もっかいくらい、思い切りぱーんした方がいいと思う。(1回目のぱーんはレイオットへの復讐)
感情を廃して理論的に自分を律するよりも、少年は、理不尽でも駄々と解っていても自分自身がそうだとしても、父親が魔族化する前までは信じていたものや期待していたものを、こんなはずじゃなかったことを、不特定多数の名も知らない「人」への鬱屈を、「そうあれないことを知っている」としても、言えたらいいのになあ、と思った所で、ああそうかこいつもう「逃げ場」がねーのな。
強姦未遂で男性恐怖症になり家から出られない妹と、寝室からも出ない母。
お前の「お守り」は自分を守るための「お守り」ではなく、家族を守るための「お守り」だった。から、少し、よかった。
知り合いのおばさんとの会話を読むと「こいつ苦労しそうだな…(いやもうしてるか…)」となる。
「言えたらいいのになあ」っつーか、読んでるこっちが息苦しくなる。
プリンさんは7巻でロンじいちゃんとちょびっとやりあっただけで意味深なことを言って去る。
アルフレッドさんが兄の方をあっさり殺してるけどこの人の立ち位置が謎である。
ロンじいちゃんちょっとやめてそんな形見みたいなこと生きてるでしょフツーに! 回復してたよな!?
カペルテータが父様の思い出知りたくなったときに聞かせる役目だよねじいちゃん!
あとギリギリのところでレイオット・スタインバーグが魔族化しないのは「主人公補正:銃弾が避ける」のと一緒ってこと!? 脇役なら一発二発でバイバイなのに主役は避ける避ける。
イラストレーターは藤城陽さん!
カペルテータが1枚だけいた!!
2冊連続で表紙いなかったよねカペルテータ珍しい
7巻カラーの2枚目のやる気のないレイオットがすごいレイオットだった
あの人はやる気なくてぼへーっとしていればいい
イケニエのヒツジ THE SACRIFICE 1st.HALF―ストレイト・ジャケット〈7〉 .../富士見書房
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