満天星降(まんてんにほしのふる)―斎姫異聞 (講談社X文庫―ホワイトハート)/宮乃崎 桜子 (著), 浅見 侑 (イラスト)
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【寛弘4年(1007)、初夏。
宮への策謀を続ける内覧道長(ないらんみちなが)は、異国の術を遣う妖しげな若者・太圭智(たけち)を紹介される。
その後、義明の屋敷が突然の暴風や不審火にみまわれた。それは、宮が使役する九曜の式神たちの反乱。宮が〈神の子〉としての能力(ちから)を失いつつあるのか……?
不安を抱いて闘う宮を、亡者の群れが襲う。
太圭智の真の狙いは、何?自らを犠牲にする宮を、義明は引きとめられない……!!】
(アマゾンから引用)

■ 感想とか色々

年が変わったので土ではなく水が味方に(笑)
ああそういう巡りなの… 不動明王は生まれだっけ…? 重家さんから真言を教わったので降魔の剣出せるように…って、だったら、最初から、教わっておけよ……!! と思わずにはいられない義明さん基本生温い。

式神を上手く使役することができなくなった宮さまと
道長さんに誘われてまた精進することになった義明さんと
宮さまを亡き者にしようとする道長さんの企みと動き回る新しい人
ヤヒトさんとカゲキはいつも通り…かと思いきやヤヒトはなぜか一瞬だけ義明さん側っぽくなってるので笑った、この人本当あのカゲのこと慕ってるよなー
重家さんのお師匠である阿闍梨が仲裁した先での話とか
元方さんは師輔さん嫌いすぎだろー というか死んだ人間の恨み辛みで生きてる人間殺すのは「はあそうですか」なんだけど、「末代まで祟ってやる」系だと困る。
「そいつじゃないじゃん!」となるので。復讐は、合法かつ、対象者だけに! やりたけりゃやればいいんだけど、あまり被害を周りに及ぼさぬようやってほしい。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いか。

宮さまが斎院とも少しお話しできたようなのでよかったです
さて「人間如き」の手で陥れられた宮さまですがそこらへんよろしいのでしょうか、あの人人間見下すのは別に構わんのだが、お前の体は男か女かはっきりせずとも人間だろうよ。
「手縫い」ってなんかあらゆる意味で「籠もる」気がするんだがなんでだろうな、
義明さんの弟さんで義時さんが出て来た、三人兄弟の末っ子。次男未登場(名前だけは登場) そういえばご両親も出てきてないよな、あまり気にしなかったが。
道長さんや伊周さんは逆にお子さん出てきてたりする、一瞬…、こう、カメラの端に映って、すぐ外れる感じで。義明さんも宮さまも重家さんも静かな人だから、義時さんは余計に煩く感じる。

貴子さん出て来なかった! …よな?
式神が言うこと聞かないのでますます宮さまが残念に
そしてやはり登場する隼太、薄墨と一緒に出て来ると可愛くて好きです
「ねこ」が宮さまで、馬が義明さんか

負にあてられると自殺したくなるらしい

イラストレーターは浅見侑さん!



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