夢幻調伏―斎姫異聞 (講談社X文庫―ホワイトハート)/宮乃崎 桜子(著) , 浅見 侑 (イラスト)
¥515Amazon.co.jp

【宮と義明(よしあきら)が謀反人!? 2人は窮地に……
大人気歴史ファンタジー/待望の第4弾!
「やはり宮は魔物なのか?」
道長のみならず義明、そして宮自身にも疑念は広がる。誤解を抱いたまま闘う2人は!?

寛弘4年(1007)、春。
道長の金峰山参詣のための精進を一緒にと、高雅邸に招かれた義明。
だが、結界の弱いその屋敷で、人々は惨い悪夢に襲われる。
疑心暗鬼の道長の策略で、宮は義明の想いを誤解したまま斎院(いつきのいん)に閉じ込められてしまう。
ヒトの欲望を歪んだ悪夢へと変えて苦しめる夢魔(むま)を、操っているのは誰?
そして、黄泉と現世(うつつ)の狭間で、ひとり欲望的な闘いに挑む義明は……!?】
(アマゾンから引用)

■ 感想とか色々


前巻とつながっていた
いやあいつ(赤子型魔物)マモンと一緒で消滅(?)してはいなかったので(退けた程度)そのうち来るのかなー 来たら嫌だなー とは思っていたけど(笑)
ロザリオ売りの販女(ひさぎめ)も出て来たし。カゲも出て来た、隼太(義明さんの死んじゃった愛馬)とか最早お前生きているときよりも名前呼ばれて生き生きしてるよな…!?

もうすぐ結婚する女と流行はじめた天蚕
望んだ幸福のあと絶望に落とされる夢
貴子さんは義明さんから大切にされる夢を、義明さんは宮さまを抱く夢を
道長さんは栄光のあとの墜落を、伊周さんは道長さんの不興を買う夢を

宮さまと義明さんが絶賛別行動中な上に数珠も持って行かないのですれ違ってるけどこの2人よく焦らないな
宮さまに後ろめたくて帰り遅くなって寝所も別にしてるのに弁解ナシとかまさかそんなところで男気(?)見せなくてもいいと思うよ義明さん…!! 

宮さまは斎院で過ごされていた
よい人たちばかりでよかったけど、そこを気に入っちゃったらまた義明さんがぐるぐる悩むので!
現れた剣の正体、カゲに助力を求めたり、道長さんの策略だったり、
夢魔となった娘さんを斬るのか斬らないのかはっきりしろやとちょっと思ったりね!
情けをかけるならかけるで一貫してほしいし、殺すなら殺すで一貫してほしい
そして毎度被害多いなあ。「台風で木が倒れた」のは同じでも、街路樹とご神木ではなんとなく意味違うしなー……、そういえば小笠原あたりの海上で竜巻起こってる映像を見たら確かにあれは龍だった。 いや、あれは龍だろ。龍じゃないことを知っているから龍じゃないんだけど、でもあれを知らないで見たら龍かもしれない。

あとすっげーアレだけど1巻で「女として契れる」とあり、赤子型魔物が宮さま憑りつこうとしたときに義明さんが「宮さまはご自分が女性だという意識が薄い」みたいに言ってたけど えっ 宮さま、精巣と子宮両方あるの? と思った。
思ったんだよしらねーからな両性具有の常識とか!! エンダ・カーラは相手の性別で変えてたって言ってたし! エンダ・カーラはエンダ・カーラではなくエンダ=カーラだったけどな!!! あっ というか両性具有はあんまり読んだことないけど、どっちの性別にもなれる人は読んだことあるかも…、あれだろ成長したらどっちかはっきりしたり、自分で選択できたり、惚れた相手の性別によったりするのだろ。


膝抱っこ多いな。
最初と最後はくっついていることが多いような気がするありがとう

イラストレーターは浅見侑さん!




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